西岸芸術中心 N館(West Bund Art Center Hall N)
西岸芸術中心 N館について
西岸芸術中心 N館は、徐匯区の黄浦江沿いに位置する複合文化施設の展示ホールです。
当初、中国系インドネシア人の美術コレクターのブディ・テク(Budi Tek)のコレクションを展示する余徳耀美術館(Yuz Museum)として開館しましたが、2023年に美術館は移転しました。
現在は、アートフェアや企画展が開催されるアートセンターとして使用されています。
西岸芸術中心は、上海航空機製造工場の跡地を利用した、西岸再開発プロジェクトの一環として整備されました。
N館は、かつて航空機の格納庫として使用されていた建物をリノベーションしたものです。
産業遺産を保存しながら新たな文化機能を付与する、アダプティブリユース(適応的再利用)の代表例として高く評価されています。
展示ホールは、格納庫が持つ大スパンの無柱空間を継承しています。
天井部は、スチールトラス構造が露出した状態で保存・修復されています。
天井高を確保することで、大型のインスタレーションや彫刻作品など、多様な現代アートの展示に対応しています。
展示空間は用途に応じて区画を分割でき、複数の展覧会を同時開催できる柔軟性を備えています。
毎年11月に開催される国際現代アートフェア「West Bund Art&Design」では、100を超える国内外のギャラリーが出展し、アジア有数の現代アート市場を形成しています。
工場建築の記憶を未来へ継承し、現代アートを通じて都市再生を実現したコンバージョン建築です。
西岸芸術中心 N館の写真


















