天安千樹(Tian An 1000 Trees)

天安千樹_1
設計 ヘザウィック・スタジオ(Heatherwick Studio)
竣工 2021年
住所 600 Moganshan Road, Putuo District, Shanghai, China 200071[地図
アクセス 昌化路澳門路 停留所 徒歩6分
公式サイト なし
予約 なし

天安千樹について

天安千樹は、上海市普陀区の呉淞江(Suzhou Creek)沿いに建つ大規模複合施設です。
商業施設、ギャラリー、オフィス、ホテル、学校、住宅など、多彩な都市機能を備えています。
敷地面積は約6万平方メートル、延床面積は約30万平方メートルに及びます。
2011年にプロジェクトが始動し、2021年に第1期が完成しました。
製粉所の跡地を再開発したプロジェクトで、敷地内に残されていた4つの歴史的建造物を保存・統合しながら、新たな都市空間が創出されています。
建物のデザインは、安徽省黄山市にある黄山(Huangshan)や、バビロンの空中庭園から着想を得た、2つの山脈を思わせる有機的な造形が特徴です。
「建築をオブジェではなく地形として考える」という、Heatherwick Studio の思想を体現しています。
建物の構造は、樹木の形をした約1,000本の柱によって支えられています。
柱頭部はプランターとして機能し、25万株を超える植物が立体的に植えられています。
多種多様な植物を混植することで、都市の中に独自の微気候(マイクロクライメイト)を生成しています。
植物への給水は、スマートセンサーとAIを活用した自動灌水システムによって行われています。
コンクリートの柱とプランターには、長い年月をかけて形成された堆積岩を思わせるテクスチャーが施されています。
建物は四方からアクセス可能で、河川沿いの遊歩道や広場と連続するパブリックスペースとして一般開放されています。
南側のファサードは、隣接する芸術家街の莫干山路50号(50 Moganshan Road)の文脈を反映し、巨大なアートウォールとして機能しています。
2022年には、施設内に Heatherwick Studio の上海スタジオが開設され、併設するギャラリーは一般公開されています。
建築とランドスケープを一体化することで、都市と自然の新たな関係性を提案する建築です。

天安千樹の写真

世界建築巡りについて

世界建築巡りは、IA(情報アーキテクト)の山田育栄が訪れた世界の建築やプロジェクトなどの情報を紹介するサイトです。

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山田育栄
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