中国銀行上海ビル(Bank of China Shanghai Building)
中国銀行上海ビルについて
中国銀行上海ビルは、北京市に本店を置く中国銀行上海支店のオフィスビルです。
建物の設計は、日本の日建設計が基本設計と実施設計を担当し、現地の上海建築設計研究院有限公司が構造設計を担う、共同プロジェクトとして進められました。
地上53階・地下3階建て、高さは226メートルに及びます。
黄浦江沿いの陸家嘴金融貿易区に位置し、周囲の高層ビル群との調和を意識して計画されました。
シルバーに輝くガラスのファサードは、彫刻をカッティングしたようなシャープな印象を与えています。
太陽光の当たり方によって刻々と表情を変え、建物に豊かな陰影と立体感を生み出しています。
構造面では、上海の軟弱な地盤や強い風荷重に対応するため、しなやかさを備えた鉄骨造(S造)と、高剛性を持つ鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)を組み合わせています。
外周部の柱とコア壁を強固に連結することで、建物の内部に極力柱を出さない空間を実現しました。
無柱空間に近いオフィスフロアは、柔軟にレイアウト変更できる作りとなっています。
東側に隣接する陸家嘴中心緑地(Lujiazui Central Green)からの風の流れや歩行者の動線を妨げないよう、基壇部にはゆとりあるアプローチや公開空地が設けられています。
2006年公開の映画「ミッション:インポッシブル3」のロケ地として使用されたことで、世界的にも広く知られるようになりました。
2016年には、「CITAB-CTBUH 中国高層ビル遺産賞」の優秀賞を受賞し、上海を代表する現代建築として高く評価されています。
モダニズムとポストモダンが融合し、国際金融都市である上海の近代化と発展を象徴する建築です。
中国銀行上海ビルの写真


















