上海銀行本社ビル(Shanghai Bank Headquarters Building)

上海銀行本社ビル_1
設計 TANGE建築都市設計
竣工 2005年
住所 168 Yincheng Rd (M), Lujiazui, Pudong, Shanghai, China 200120[地図
アクセス 陸家嘴駅 徒歩8分
公式サイト なし
予約 なし

上海銀行本社ビルについて

上海銀行本社ビルは、上海に本拠を置く上海銀行の本社ビルです。
丹下健三が晩年に手掛けた作品で、逝去直後に完成した建築として知られています。
地上46階・地下3階建て、高さは約252メートル、延床面積は約108,000平方メートルに及びます。
建物のデザインは、1920〜1930年代に外灘(Bund)で発展したアール・デコ建築を現代的に再解釈し、上海の歴史と未来を結び付けることを意図しています。
外観は、垂直性を強調した左右対称のプロポーションと、階段状に積み重なるボリュームによって、安定感と品格を表現しています。
石材とガラスを組み合わせたファサードは、天候や時間帯によって表情を変えながら、周囲の高層ビル群との調和を生み出しています。
構造は、鉄筋コンクリート造のコアとスチールフレームを組み合わせたハイブリッド構造を採用し、湾岸部特有の強風に対して、優れた耐風性能と耐震性能を確保しています。
ファサードには、チェーン駆動式の自動換気システムを内蔵し、快適な執務環境と省エネルギー性能の両立を実現しています。

1階のロビーには、天井高約38メートルに及ぶ吹き抜け空間が広がり、訪問者を開放感で包み込みます。
水が階段状に流れ落ちるカスケードが設置されており、視覚と聴覚の両面から心地良い空間を演出しています。
無柱空間に近いオフィスフロアは、柔軟にレイアウト変更できる作りとなっています。
最上階のカンファレンスホールからは、黄浦江や超高層ビル群を一望できます。
2006年公開の映画「ミッション:インポッシブル3」のロケ地として使用されたことで、世界的にも広く知られるようになりました。
歴史ある都市景観への敬意と現代的な金融都市の象徴性を融合した、21世紀初頭の上海を代表する超高層建築です。

上海銀行本社ビルの写真

世界建築巡りについて

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山田育栄
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