プンタ・デラ・ドガーナ(Punta della Dogana)
| 設計 | 安藤忠雄 |
|---|---|
| 竣工 | 2009年 |
| 住所 | Dorsoduro, 2, 30123 Venezia, Italy[地図] |
| アクセス | Salute 停留所 徒歩1分 |
| 公式サイト | Pinault Collection:Punta della Dogana |
| 予約 | Webチケット |
プンタ・デラ・ドガーナについて
プンタ・デラ・ドガーナは、フランス人実業家のフランソワ・ピノー(François Pinault)の美術コレクションを展示・収蔵する現代美術館です。
カナル・グランデ(Canal Grande)とジュデッカ運河(Giudecca Canal)が合流する、ドルソドゥーロ地区(Dorsoduro)の最東端に位置しています。
元々は、1682年に建設された海上税関施設のドガーナ・ダ・マール(Dogana da Mar)でした。
イタリア人建築家のジュゼッペ・ベノーニ(Giuseppe Benoni)の設計により、ヴェネツィアの海上貿易の拠点として建設されました。
1980年代末以降は廃墟と化していましたが、2006年にヴェネツィア市が建物を現代美術館へ再生する国際コンペを開催しました。
最終的に、フランソワ・ピノー財団と安藤忠雄の提案が採用され、2007年に改修工事を開始し、2009年に現代美術館としてオープンしました。
三角屋根の先端に設置された風向計は、スイス・イタリア人彫刻家のベルナルド・ファルコーニ(Bernardo Falconi)の作品です。
ギリシャ神話の天空を支える神アトラース(Atlas)が地球儀を支え、その上にローマ神話の運命の女神フォルトゥーナ(Fortuna)が立っています。
中世から蓄積された建築の記憶を呼び覚ますため、後年に追加された間仕切りを撤去し、木造トラス構造や赤煉瓦の壁面を再び露出させました。
一方で、打放しコンクリートによる新たな展示空間を挿入し、ステンレス製アンカーボルトによって既存建築を補強しています。
建物中央には、二層吹き抜けの立方体空間「キューブ」を設置し、空間全体を水平・垂直方向に秩序立てる役割を果たしています。
天窓からは柔らかな自然光が降り注ぎ、展示空間に豊かな陰影を生み出しています。
壁面のアーチ型の窓は、ヴェネツィアの風景を切り取る額縁のような役割を果たしています。
館内には、20世紀から21世紀にかけて制作された3,000点以上の作品が収蔵されています。
歴史的建築の保存と現代建築の介入を高次元で融合させた、ヴェネツィアの過去・現在・未来を繋ぐ建築です。
プンタ・デラ・ドガーナの写真


































