オフィスビル（Palazzo Uffici）

1942年に行われる予定であった国際博覧会に向けて開発されたEUR地区に建つオフィスビル。

第二次世界大戦時には診療所として使用され現在はレンタルスペースとして使用されています。

地下2階には照明・換気システムを完備し約300人が収容可能なシェルターがあります。

南側の入り口左側に立つのは半人半獣の民族ケンタウロスとライオンの戦いの彫刻。

南側の入り口右側に立つのは半神半人の英雄ヘラクレスと怪物キマイラの戦いの彫刻。

東側の入り口にはローマ式敬礼のポーズを取るスポーツの精神を愚意表現した銅像があります。

浅浮き彫りの巨大な壁画にはローマの歴史を代表する人物や建築が刻まれています。

立派な柱廊があるオフィスビルのポーチから高さ9メートルのモダンな窓が顔を覗かせます。

3つの噴水を有する大きな中庭はイベント時にライトアップされた姿も一段と美しいです。

ローマに大きな影響を与えたギリシャ建築と現代建築の要素が融合した建築です。