フォロ・ロマーノ（Foro Romano）

古代ローマの政治・経済・宗教活動を司る機関が建ち並ぶ遺跡群。

ローマの七丘にある村落同士の会合や会談の中立地帯であった土地を整備し作られました。

演説や凱旋式が行われた神聖な大通りヴィア・サクラに沿って数多くのモニュメントが並びます。

共和政ローマから帝政ローマにかけて政治的中枢として機能した元老院議事堂クリア・ユリア。

4つの民事裁判所を中心に官公庁の事務所や食堂街も構えていた司法・行政の場バシリカ・ユリア。

共和政ローマの政治家ユリウス・カエサルの神格化を称え建設されたディウウス・カエサル神殿。

かまどの女神ウェスタを祭るウェスタ神殿と灯された聖なる炎を管理する巫女たちの家。

アーチ型の屋根で覆われ裁判や会議などに利用されていた公会堂マクセンティウスのバシリカ。

ローマ帝国第10代皇帝ティトゥスがユダヤ戦争に勝利したことを称え建設されたティトゥスの凱旋門。

長い年月を経て発掘され紀元前から存在した高度な文明の偉大さを今に伝える建築です。