クェリーニ・スタンパーリア財団（Fondazione Querini Stampalia）

ヴェネツィアの貴族Querini家の邸宅として建設された宮殿。

1869年に末裔の Giovanni Querini Stampalia が亡くなりクェリーニ・スタンパーリア財団を設立。

現在はQuerini家のインテリアやアートコレクションを展示・保管する美術館として公開されています。

1959年から1963年にかけて1階の空間を Carlo Scarpa が改修。

水路に面するアトリウムや中庭へ繋がる泉の通路を設計しました。

1982年から1997年にかけて複合する建物間の接続部分を Valeriano Pastor が改修。

階段・トイレ・喫煙室などを設計しました。

1993年と2003年に建物全体を Mario Botta が改修。

美術館のサービス機能を1階に集約し新しい階段とエレベーターを設置しました。

古い要素と新しい要素の絶妙なバランスが他に類のない個性を発揮する建築です。