アラ・パチス博物館(Museo dell'Ara Pacis)

アラ・パチス博物館について
ローマ帝国初代皇帝アウグストゥス政権時代の貴重な記念碑を保存する博物館。
北イタリアの一部であるガリアやスペインでの終戦を記念して作られた平和の祭壇を祭っています。
数世紀にわたるテヴェレ川の氾濫により沈泥に埋まった彫刻の破片を発掘し復元されました。
ローマを比類なき都にするためギリシャ様式を取り入れた芸術を次々と生み出したアウグストゥス。
白い大理石の壁に皇帝と家族の姿や神への信仰を表現する場面が精巧に彫刻されています。
紀元前の祭壇を囲うのは500平方メートルの大きな液晶パネルを使用した現代建築。
埃・排気ガス・振動・温度や湿度の変化から保護するコンテナの役割を果たしています。
交通量の多い道路に開かれながらも神聖な空気を保つ空間で祭壇に向き合うことができます。
アラ・パチスの歴史や古代ローマ帝国王朝のユリウス・クラウディウス朝の資料も展示しています。
ローマの建国神話やアウグストゥスの栄光を再認識させる建築です。
アラ・パチス博物館の写真





























アラ・パチスの写真




























