コロッセオ(Colosseo)

コロッセオについて
ローマ帝国第9代皇帝ウェスパシアヌスによって建設された円形競技場。
娯楽施設として剣闘士・捕虜・奴隷・猛獣の殺戮ショーや公開処刑が行われていました。
2000年近く経過した今も現存する理由の1つが力学的に安定した円筒形の構造であること。
その他の理由としては火山灰を主成分とするローマン・コンクリートが使用されていること。
現代のコンクリートの倍以上の強度を持ち中世を通じて他の建築物にも流用されました。
入場時の混雑を回避するために作られた80箇所ものアーチ型の出入り口が印象的。
アリーナに近い方から元老院席・騎士席・富裕層席・一般市民席と階級毎に分かれた観客席。
記念碑が建つ北側に直射日光が当たらないように設計された皇帝の席があります。
アリーナの下はショーに使用される武器や檻が収納されていました。
本来の競技場としての役割が失われてもなお圧倒的な集客力を誇り後世の財産となった建築です。
コロッセオの写真






































