マティス展 会期 2023年4月27日(木)~ 2023年8月20日(日) 会場 東京都美術館 住所 東京都台東区上野公園8-36 東京都美術館[地図] アクセス 上野駅 徒歩10分 公式サイト 東京都美術館 展覧会の内容 フランス出身の画家のアンリ・マティス(Henri Matisse)の展覧会『マティス展』へ行ってきました。絵画の革新者として、感覚に直接訴えかける鮮やかな色彩と形の探求に人生を捧げたマティス。本展では、各時代の代表的な作品を紹介し、豊かな光と色に満ちた造形的な冒険を辿ります。 身の回りの物事を注意深く観察し、本質を描く行為を通して自分の身に沁みわたらせる。住む場所、人との出会い、旅、病などの体験を通して、心身共に何度も生まれ変わる。制作プロセスを模索し変化させながら、本当の自由を手に入れていく姿に共感する展覧会でした。 アンリ・マティスの年表と写真 ピカルディーでの少年時代:1869年~1889年 1869年にフランスのピカルディー県のカトー=カンブレジで生まれたマティス。隣町で穀物と絵具を販売する両親の元に育ちました。1887年にパリの大学に入学し、法律の学位を取得し、1888年にサン=カンタンで代訴人の見習いに就きました。 最初の美術修行:1890年~1894年 1890年、長期療養の暇つぶしとして、母親から絵具箱をもらったことをきっかけに絵画を描き始めました。1891年、パリの美術学校のアカデミー・ジュリアンに入学し、画家のウィリアム・アドルフ・ブグローの指導を受けました。1892年に画家のギュスターヴ・モローのアトリエに出入りし、ルーヴル美術館を毎日訪問しました。 最初の旅:1895年~1897年、探求の時代:1898年~1899年 第一次世界大戦期:1914年~1918年 ニース時代:1919年~1931年 1919年よりニースとイシー=レ=ムリノーを行き来し、沢山のデッサンと絵画を制作しました。 切り紙絵の萌芽:1930年~1940年 1930年2月、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコを旅行しました。3月下旬よりタヒチに3か月滞在し、デッサン、写真、資料を蓄積しました。 第二の生:1941年~1954年 1941年1月に重度の十二指腸癌で入院し、リヨンに移送されて長期手術を受けました。5月にニースへ戻り、2年にわたり寝たきりで介護を受けながら、ドローイングと挿絵の制作に取り組みました。 ロザリオ礼拝堂:1948年~1951年、最後の切り紙絵:1950年~1954年 1948年、マティスが生涯の傑作と評するヴァンスのロザリオ礼拝堂の建設に着工し、1951年に竣工しました。1950年の第25回ヴェネツィア・ビエンナーレでグランプリを受賞後、世界各国で個展が開催されるようになりました。 気になった作品 パイプをくわえた自画像(Self-Portrait with Pipe)1919年 赤いキュロットのオダリスク(Odalisque with Red Trousers)1921年 ニースの室内、シエスタ(Interior in Nice, a Siesta)1922年 グールゴー男爵夫人の肖像(Portrait of Baroness Gourgaud)1924年 石膏のある静物(Still Life with Plaster Torso)1927年 緑色の食器戸棚と静物(Still Life with a Green Sideboard)1928年 貝殻のヴィーナス(Venus in a Shell)1930年 トルコ風肘掛け椅子に座るリゼット(Lisette with a Turkish Armchair)1931年 夢(The Dream)1935年 座るバラ色の裸婦(Seated Pink Nude)1935年 鏡の前の青いドレス(Small Blue Dress Before a Mirror)1937年 芸術・文学雑誌ヴェルヴ(Verve:revue artistique et litteraire)1937年~1949年 自画像(Self-Portrait)1937年 マグノリアのある静物(Still Life with a Magnolia)1941年 静物(Still Life)1944年 デッサン:主題と変奏(Dessins:themes et variations)1943年 黄色と青の室内(Interior in Yellow and Blue)1946年 立っているヌード(Standing Nude)1947年 赤の大きな室内(Large Red Interior)1948年 「マティス展」の展覧会グッズ Tシャツ イカロス(Icarus)1947年レモンカード マティス展オリジナル石鹸 DURANCE、レモン&ミント 関連動画 世界建築巡りについて 世界建築巡りは、IA(情報アーキテクト)の山田育栄が訪れた世界の建築やプロジェクトなどの情報を紹介するサイトです。建築学生や建築関係者はもちろん、国内外へ旅行する方などにも見ていただきたいと思っています。一人でも多くの人に世界へ足を運んでほしい。建築に触れると同時に、人との出会いや自己の発見といったかけがえのない機会に遭遇するでしょう。インターネットの発達により世界中の情報を知ることはできますが、実体験に勝るものはありません。このサイトが、訪れる国をより楽しむためのガイドブックになれば幸いです。世界建築巡りの世界観に賛同いただけるスポンサー様も募集しています☆詳細はこちら