第10回 PLOT 設計のプロセス展
展覧会の内容
19組のクリエイターの設計プロセスにフォーカスする『第10回 PLOT 設計のプロセス展』へ行ってきました。
模型・ドローイング・スライドショー・動画と共に19組のクリエイターによる多様な設計プロセスが楽しめる展示会でした。
気になったプロジェクト
森の幼稚園
建築家 | 石上純也 |
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場所 | 中国、山東省 |
大きなコンクリート屋根の上下に、様々な機能やアトラクションが点在する幼稚園。
発泡スチロールで大きな模型を制作し、各エリアにおける子供たちの過ごし方や回遊行動をイメージする。
何時間あっても遊び足りない広大な空間で、子供たちの創造性を育む建築です。
ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展2021 アラブ首長国連邦(UAE)館「Wetland」
建築家 | 佐藤淳+小渕祐介 |
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場所 | イタリア、ヴェネツィア |
6,000個のサンゴ型のピースを、海底に沈む洞窟のように組み立てたパビリオン。
東京で作成した設計データを基に、ヴェネツィアでピースを積み上げ施工する。
独自に開発した遠隔施工システムによる、人間と機械のコラボレートが生んだパビリオンです。
熊本地震震災ミュージアム中核拠点施設
建築家 | 大西麻貴+百田有希/o+h |
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場所 | 日本、熊本県 |
敷地の土・カヤ灰・リモナイト・斑れい岩などを使用した、熊本の大地と呼応する文化施設。
タイルや舗装仕上げのサンプルを制作し、プロポーザル案の密度を高めるスタディを行う。
リサーチで採取した自然素材を活用した、阿蘇の風景と一体化する建築です。
マルホンまきあーとテラス
照明デザイナー | 東海林弘靖 |
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場所 | 日本、宮城県 |
複合文化施設の白い背景に溶け込む、白いソケットとケーブルを使用した照明。
最初に大きな模型を制作し、完成後をイメージしながら具現化する。
昼は日の光のように夜は星屑のように輝く、ドラマティックなストーリー性のある照明です。
鶴岡邸
植栽デザイナー | 太田敦雄 |
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場所 | 日本、東京都 |
近代建築の五原則を反映した住宅を彩る、112種類の植物が積層する植栽。
施主の要望を細かく言語化し、理想の世界観を擦り合わせていく。
既存の樹木を再構成することで、人・建築・植物の一体感を実現する植栽です。