世界の住宅プロジェクト展2021
展覧会の内容
世界の住宅デザインの潮流を探る『世界の住宅プロジェクト展2021』へ行ってきました。
図面・模型・映像と共に建築家45組による多様なプロジェクトが楽しめる展示会でした。
気になったプロジェクト
光の洞窟:Cave of Light
設計 | 藤本壮介 |
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場所 | 不明 |
円錐の外皮が居住空間を柔らかく包み込む住宅のプロジェクト案。
円形のワンルームに、リビング・ベッド・バスを均等に割り当てたミニマムな暮らし。
開放性と洞窟性の両方の魅力を兼ね備えた住宅です。
ププヤの住宅:House in Pupuya
設計 | クリスティアン・イスキエルド(Cristián Izquierdo) |
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場所 | チリ・カルデナル カロ県 |
全方角で眺望が楽しめるガラス張りのファサードを設けた住宅。
4枚のコンクリート壁を土台に、木材のプレハブキットで2階を建設。
卍型の空間構成で工期短縮とアクセシビリティを実現した住宅です。
オレイロスの住宅:House in Oleiros
設計 | イリサーリ+ピネェラ(Irisarri + Piñera) |
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場所 | スペイン・ガリシア州 |
ガラス張りのファサードが特徴的な海を望む住宅。
3つの座標に複数のユニットを点在させることで、密集状態と過疎状態を作り出す。
それぞれの住人が外との繋がりを選択できる住宅です。
カナル・ハウス:El Canal House
設計 | マックス・ヌニェス(Max Núñez) |
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場所 | チリ・サンティアゴ県 |
最大25メートル・樹齢40年の栗の木々に囲まれた住宅。
かまぼこ屋根のスペースを交互に配置し、土壁とガラスのコントラストを楽しむ。
自然の天蓋の下で季節の移ろいをダイレクトに感じる住宅です。
太陽の家:House of the Sun
設計 | フラン・シルベストレ(Fran Silvestre) |
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場所 | スペイン・アンダルシア州 |
スペイン出身の彫刻家のアンドリュー・アルファロ・エルナンデス(Andreu Alfaro Hernández)の作品「宇宙の扉:La puerta del Universo」にインスピレーションを受けた住宅。
真っ白な円周のボリュームが、空と地平線に向かって開かれた中庭を優しく囲う。
開かれた空間と閉じられた空間の関係性を楽しむ住宅です。
イエジの民家改修計画:Project Renovation Traditional House in Jesi
設計 | ウェスピ/ド・ムーロン/ロメオ・アーキテクツ(Wespi de Meuron Romeo Architects) |
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場所 | イタリア・マルケ州 |
農家の伝統的な建物をリノベーションした煉瓦造の住宅。
壁に開けられた複数の穴に照明を設置し、ランタン効果で落ち着いた空間を演出する。
伝統的な外観とモダンで開放的な室内の対比を楽しむ住宅です。