アンサンブル・スタジオ展 Architecture of The Earth
会期 | 2021年6月24日(木)~ 2021年9月12日(日) |
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会場 | TOTOギャラリー・間 |
住所 | 東京都港区南青山1-24-3[地図] |
アクセス | 乃木坂駅 徒歩1分 |
公式サイト | TOTOギャラリー・間 |
展覧会の内容
スペイン出身の建築家のアントン・ガルシア=アブリル(Antón García Abril)とデボラ・メサ(Débora Mesa)が主宰するアンサンブル・スタジオの展覧会『アンサンブル・スタジオ展 Architecture of The Earth』へ行ってきました。
地球と建築の関係性の探究から生まれたプロジェクトを図面・模型・映像と共に紹介します。
自然と響き合うような力強い造形の作品が特長のアンサンブル・スタジオ。
2019年には王立英国建築家協会(RIBA)のチャールズ・ジェンクス賞を受賞。
ガルシア=アブリルはマサチューセッツ工科大学、メサはジョージア工科大学にて教鞭を執るなど幅広く活動しています。
本展覧会では過去20年間にわたるリサーチやプロジェクトを紹介。
紀元前に建てられたような、はたまた別の惑星に存在するような、不思議な構造物が並びます。
Architecture of The Earth
私たちが暮らし、変化をもたらす場所でもある。
大地から建築をつくることもできる。
大地は、それ自体で存在しているものでもある。
あるいは、その表面をならすこともできる。
荒々しい魅力に取り付かれたら最後、常識的で退屈な世界には二度と帰って来れない。
大地に根付き魂を揺さぶる作品作りのインスピレーションが生まれる展覧会でした。
Structures of Landscape:ランドスケープの構造体
広大な羊と牛の放牧地に建設された芸術文化複合施設「ティベット・ライズ・アートセンター」
敷地に生息する動物や牧場の活動が、新しい建築的・芸術的な介入とどのように共存するのか。
既存の自然条件が私たちに何をもたらすのか、知識や理解を深めるきっかけとなる建築です。
場所 | アメリカ、モンタナ州 |
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Beartooth Portal:ベアトゥース・ポータル(ベアトゥース山脈への門)
Domo:ドーモ(丸屋根)
Ponte:ポンテ(橋)
Desert Rocks:砂漠の岩
多様な動植物が共存する砂漠の高原に計画された芸術文化複合施設。
アル・ウラーの象徴的な岩や遺跡を発見し、自然の造形物と共存する建築を考える。
場所としての価値を見い出し、新しい目的地やエネルギーを生み出す建築です。
場所 | サウジアラビア、アル・ウラー |
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Dune-Art Center:デューン-アート・センター
Slab Visitor Center:スラブ-ビジター・センター
Bazaar:バザール
コンセプトモデル
Towers of Landscape:ランドスケープの塔
敷地を想定せずに考案されたランドスケープのリサーチ。
効率性と反復性を目的に設計されたタワーではなく、侵食・採掘・切断・爆破などが行われる大地の一部として解釈する。
物質に対してなされた行為の結果として、新しい空間やプログラムを生み出す建築です。