現代世界の建築家展2020

現代世界の建築家展2020_1
会期 2020年7月23日(木)~ 2020年9月6日(日)
会場 GAギャラリー
住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-12-14[地図
アクセス 北参道駅 徒歩2分
公式サイト GAギャラリー

展覧会の内容

世界の建築デザインの潮流を探る『現代世界の建築家展2020』へ行ってきました。

図面・模型・映像と共に建築家34組による多様なプロジェクトが楽しめる展示会でした。

気になったプロジェクト

トヨタ・ウーブン・シティ:Toyota Woven City

設計 BIG/ビャルケ・インゲルス・グループ(BIG/Bjarke Ingels Group)
場所 静岡県、裾野市
主な素材 石・木材・ガラス

富士山の裾野に格子状に建つ木造建築都市の計画案。

自動運転車・自転車・スクーター・歩行者のそれぞれに最適化された未来都市。

コミュニティの形成と自然との共存を両立させる建築です。

バス:Baths

設計 石上純也(Junya Ishigami)
場所 中国、山東省
主な素材

1.6メートル角・最大7メートルの石を52列並べて構成された浴場の計画案。

石柱の上に石梁を置いて並べた原始的な構造体にわずかな光が差し込む空間。

身を清め癒す行為を通して自分の精神と向き合う建築です。

ザ・バーン:The Barn

設計 リ・シャオドン(Li Xiaodong)
場所 中国、河北省
主な素材 コンクリート・スチール・アルミニウム・プロファイルパネル

芝生の植栽技術が発達した砂漠地帯に建つ2階建て住宅兼民宿。

季節に合わせて家畜の飼料を積み下ろしすることで断熱や遮光を実現。

プレハブ工法を採用したフレキシブルな建物で砂漠化問題を解決する建築です。

鳳凰島:Phoenix Island

設計 ジャン・ヌーヴェル(Jean Nouvel)
場所 中国、浙江省
主な素材 石・コンクリート・スチール・ガラス

中国四大仏教名山の1つである普陀山で有名な舟山群島の未来都市の提案。

島の中心部に大きな橋をかけ自然と一体化する唯一無二の体験を提供。

島の歴史を幻想的に解釈し謎めいた土地にすることを意図した建築です。

ハイパーループ・アルティプラーノ:Hyperloop Altiplano

設計 フェルナンド・ロメロ(Fernando Romero)
場所 メキシコ、メキシコシティ/ケレタロ/レオン/ハリスコ
主な素材 コンクリート

メキシコの港湾都市を連結する大規模な交通システムの計画案。

最高時速1,130kmで人と貨物を運びメキシコの物流産業を拡張する。

構成要素を世界に輸出開発する未来を見据えた建築です。

景徳鎮御窯博物館:Jingdezhen Imperial Kiln Museum

設計 ジュ・ペイ(Zhu Pei)
場所 中国、江西省
主な素材 レンガ

陶磁器の産地として栄えてきた景徳鎮市の博物館。

窯からリサイクルしたレンガで作られた6つのヴォールトで構成された施設。

敷地に現存する遺跡の上に建ち現代考古学としての役割を果たす建築です。

世界建築巡りについて

世界建築巡りは、IA(情報アーキテクト)の山田育栄が訪れた世界の建築やプロジェクトなどの情報を紹介するサイトです。

建築学生や建築関係者はもちろん、国内外へ旅行する方などにも見ていただきたいと思っています。

一人でも多くの人に世界へ足を運んでほしい。

建築に触れると同時に、人との出会いや自己の発見といったかけがえのない機会に遭遇するでしょう。

インターネットの発達により世界中の情報を知ることはできますが、実体験に勝るものはありません。

このサイトが、訪れる国をより楽しむためのガイドブックになれば幸いです。

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山田育栄
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