【期間】2019年11月8日(金)から2020年1月18日(土)
【場所】東京都品川区東品川2-6-10[地図]
【交通】東京モノレール・東京臨海高速鉄道 天王洲アイル駅 徒歩4分
【詳細】建築倉庫ミュージアムHP
【期間】2019年11月8日(金)から2020年1月18日(土)
【場所】東京都品川区東品川2-6-10[地図]
【交通】東京モノレール・東京臨海高速鉄道 天王洲アイル駅 徒歩4分
【詳細】建築倉庫ミュージアムHP
ニューヨークと北京にオフィスを構え世界各地でプロジェクトを進行するアメリカの建築家 スティーブン・ホール の展覧会「Steven Holl:Making Architecture」へ行ってきました。
原初的アプローチと最先端デジタルツールを駆使した設計手法をドローイング・図面・模型・映像と共に紹介します。
1947年にアメリカのワシントン州ブレマートンに生まれたホール。
ワシントン大学を卒業し、1970年にローマで建築研究をスタート。
1976年からロンドンの私立建築学校・AAスクールの大学院に通い、1977年に建築設計事務所を開設。
世界的な活躍が評価され数々の建築賞を受賞、1981年よりコロンビア大学にて教鞭を執るなど幅広く活動しています。
本展覧会ではホールの近作17作品と上海で展示された6作品を紹介。
優しく色鮮やかなスケッチ、彫刻作品レベルの模型、ホールの思考を言語化した書籍、抽象美が美しいファブリックなど。
スタディの過程で生まれた産物から、ホールの設計プロセスとスタイルを垣間見ることができます。
開かれたマインドと前衛的な姿勢を武器に、異分野の芸術から積極的にインプットを得る。
頭の中でトレースされた知識とアイデアを、毎朝描く水彩画で形にする。
圧倒的なアウトプット量をこなしてこそ、人の心を揺さぶる作品を生み出せることを実感する展覧会でした。
建築のアイデアを生み出すために、頭が最もクリアな1日の始めにドローイングを描くのが日課です。
日常生活を豊かにし変化を起こすために、従来切り離されていたプログラム間の対話を促す空間を設計する。
「Lewis Center for the Arts」
癒しのパワーが宿る建築を作るために、色彩と音楽を結び付けることで生まれた抽象的なアイデアを組み込む。
「Institute for Contemporary Art at VCU」
感覚的体験を引き出す建築を作るために、日光を最大限反射させる水盤を戦略的に配置する。
「Lewis Center for the Arts」
素晴らしい眺望・質の高い光・崇高な雰囲気をもたらすために、彫刻を作るように空間を形成する。
「Ex of In House」
精神と身体を活性化させ感覚的体験を高めるために、物理的な光と空間の関係を調整する。
「Malawi Library」
開放性を実現するために多孔性を取り入れ、素材固有の性質を基準に慎重に材料を選ぶ。
「Hunters Point Library」
実現する建物の現象的&感覚的体験を生み出すために、大きな縮尺の模型を制作しスタディします。
「Winter Visual Arts Center」
「Lewis Center for the Arts」
「Ex of In House」
「Hunters Point Library」
「Chin Pao San Memorial Park」
インフラ・経済・社会の課題を解決するために、入れ子状になった都市と建築のスケールに取り組みます。
「Horizontal Skyscraper」
「Tianjin Ecocity Ecology and Planning Museums」
「Linked Hybrid」
「Sliced Porosity Block」
1977年にスティーブン・ホール・アーキテクツを設立して以来、教育者・執筆者・デザイナーとしても幅広く活動してきました。
「Lewis Center for the Arts」
「Ex of In House」
水彩紙に顔料プリントで描かれた、個性溢れる中国のプロジェクトのスケッチ。
「Linked Hybrid」
「Linked Hybrid」
「Tianjin Ecocity Ecology and Planning Museums」
「Qingdao Culture and Art Center」
「Horizontal Skyscraper」
「Hunters Point Library」
「Institute for Contemporary Art at VCU」
「Lewis Center for the Arts」
世界建築巡りは、インフォメーションアーキテクトの山田育栄が訪れた世界の建築やプロジェクトなどの情報を紹介するサイトです。
建築学生や建築関係者はもちろん、国内外へ旅行する方などにも見ていただきたいと思っています。
一人でも多くの人に世界へ足を運んでほしい。
建築に触れると同時に、人との出会いや自己の発見といったかけがえのない機会に遭遇するでしょう。
インターネットの発達により世界中の情報を知ることはできますが、実体験に勝るものはありません。
このサイトが、訪れる国をより楽しむためのガイドブックになれば幸いです。
イベント企画・取材・広告掲載などのお仕事を承っています。
世界建築巡りの世界観に賛同いただけるスポンサー様も募集しています☆
© 2014- 世界建築巡り Ikue Yamada