
【期間】2020年7月31日(金)から2021年1月3日(日)
【場所】東京都港区六本木6-10-1[地図]
【交通】東京メトロ大江戸線・日比谷線 六本木駅 徒歩6分
【詳細】森美術館HP
【期間】2020年7月31日(金)から2021年1月3日(日)
【場所】東京都港区六本木6-10-1[地図]
【交通】東京メトロ大江戸線・日比谷線 六本木駅 徒歩6分
【詳細】森美術館HP
日本を拠点に世界の現代美術界で活躍する6人のアーティストの展覧会「STARS展:現代美術のスターたち-日本から世界へ」へ行ってきました。
彼らの実践は世界からいかに評価されてきたのかについて初期作品や最新作と共に紹介します。
日本の現代美術界を代表する、村上隆・李禹煥・草間彌生・宮島達男・奈良美智・杉本博司の6名。
高度成長期から近代化を経験し、ビエンナーレやアートフェアを舞台に世界からの評価を積み重ねてきました。
そして2020年現在、新型コロナウイルスのパンデミックにより世界は一変しました。
時間を掛けて準備してきた展覧会やイベントが中止になったり、再開の目途が立たない美術館やギャラリーがある苦しい状況。
子供の頃からアートが好きで、美術館やギャラリーをしばしば訪れる管理人も、大変心を痛めています。
同時に、「美術の本質的な役割とは?」「アーティストの成功とは?」といった根源的な問いを改めて考えさせられます。
その時代の出来事や目の前の事象に対当し、感覚を研ぎ澄ませてモノづくりをするアーティストという職業
その時々に抱えた想いを、1つ1つの作品にぶつけてきた結果として、現代美術界のスターの地位を獲得した6名。
自分と向き合い心を震わせる機会を与えてくれる、アートの存在意義を再認識する展覧会でした。
管理人が気になった6人の作品を紹介します。
日本の伝統絵画と現代美術の源流を、アニメとマンガの視覚論を通して再構想する「スーパーフラット論」を提唱する現代美術家。
キッチュ性の高い彫刻作品や、西洋の透視図を対極とする超二次元的な絵画作品が特徴です。
【関連サイト】カイカイキキオフィシャルサイト
阿像:Embodiment of ‘A’
【素材】繊維強化プラスチック(FRP) 、鉄、欅、アクリル絵具
ポップアップフラワー:Pop Up Flower
【素材】キャンバス、アクリル絵具、プラチナ箔、アルミフレーム
「あらゆるものは世界との関係性によって成立し、それのみで存在しているものはない」と考える現在美術家。
モノ同士の関係性に意識を向け、モノや素材そのものを提示する彫刻作品が特徴です。
【関連サイト】StudioLeeUfan
関係項:Relatum
【素材】石、ガラス
関係項-不協和音:Relatum-Dissonance
【素材】石、ステンレス
ニューヨークのファッションショーや反戦運動で話題となり、ミニマリズムやポップアートの先駆者として高く評価されてきた現代美術家。
幼少期から続く幻覚症状や脅迫観念から生み出される、水玉・突起・網目模様などの造形作品が特徴です。
【関連サイト】草間彌生オフィシャルサイト
ピンクボート:Pink Boat
【素材】ボート、オール、詰め物入り縫製布
女たちの群れは愛を待っているのに、男たちはいつも去っていってしまう:WOMEN WAIT FOR LOVE, BUT MEN ALWAYS WALK AWAY
【素材】キャンバス、アクリル絵具
「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」というコンセプトを掲げる現代美術家。
時間という普遍的な概念をテーマに、デジタルカウンターを使ったインスタレーションや立体作品が特徴です。
【関連サイト】Tatsuo Miyajima Studio
「時の海-東北」プロジェクト(2020 東京):Sea of Time-TOHOKU Project(2020, Tokyo)
【素材】防水LED、電線、集積回路、水
30万年の時計:Clock for 300 Thousand Years
【素材】発光ダイオード、電線、電子回路
社会の中で力を持たないものたち、辺境や境界で生きるものたちの代弁者として活動する現代美術家。
子供・動物・植物を抽象化し相反する性格を共存させることで、見る者の想像力を刺激するドローイング・絵画・彫刻作品が特徴です。
作家の部屋の中から:Collection from Artist’s Room
【素材】レコード、CD、ぬいぐるみ、書籍、小物
Voyage of the Moon(Resting Moon)/ Voyage of the Moon
【素材】ミクストメディア
写真・現代美術・古美術・建築・造園・伝統芸能など幅広く精通し、ルネサンス期のクリエイターを連想させる現代美術家。
「物事の本質や真理」「記憶の古層にある曖昧なイメージ」「特定の形を持たない光」をビジョンに、明快なコンセプトと職人的技術で作品化するスタイルが特徴です。
【関連サイト】杉本博司オフィシャルサイト
シロクマ:Polar Bear
【素材】ゼラチン・シルバー・プリント
Revolution 002 北大西洋・ニューファンドランド:Revolution 002, North Atlantic Ocean, Newfoundland
Revolution 001 北大西洋・ニューファンドランド:Revolution 001, North Atlantic Ocean, Newfoundland
Revolution 008 カリブ海・ユカタン:Revolution 008, Caribbean Sea, Yucatan
【素材】ゼラチン・シルバー・プリント
「STARS展:ギャラリートーク」
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