Living with Sky, Water and Mountain: Making Places in Yilan
会期 | 2018年5月24日(木)~ 2018年11月25日(日) |
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住所 | Venezia VE, Italy[地図] |
公式サイト | ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展 |
展覧会の内容
第16回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展の台湾館『Living with Sky, Water and Mountain: Making Places in Yilan』の展示。
キュレーターを務めるフィールドオフィス・アーキテクツの取り組みと展示内容について紹介します。
2年に1度開催される建築界のオリンピックとの異名を持つ祭典ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展。
80年代の若手建築家も多数出展しており展示を通してその国の社会問題や多様な感性に出会える場所。
2018年はアイルランドの建築家イヴォンヌ・ファレルとシェリー・マクナマラが掲げる「Freesapce」がテーマ。
台湾館のキュレーターを務めるのは国立台湾美術館と黄聲遠氏率いるフィールドオフィス・アーキテクツ。
台湾北東部に位置する宜蘭を拠点に20年以上にわたり様々なプロジェクトに従事してきた建築家集団です。
資本主義の発展で都市化し続ける台湾の各都市。
地域住民のコミュニティは崩壊し人や自然の繋がりは希薄になる一方。
建築の力で人々の居場所を再構築し人と人そして人と環境の繋がりを確立したい。
そのような思いを胸に水田に囲まれた宜蘭という田舎で新しい都市作りに挑んできました。
そこにある自然や文化に溶け込むことを重視するフィールドオフィス・アーキテクツの建築。
リサイクルされた材料や建築物を使用し老朽化した組織に新しい繊維を織り込むように修復する。
強い主張を持ち強力なメッセージを発信するモニュメント建築とは大きく異なるスタイルです。
建築は単なる物理的な生活空間ではない。
空・水・山と共存し人々がより自由に生きられる場所を作ることが建築であると提示する展示です。