現代世界の建築家展2018

現代世界の建築家展2018_1
会期 2018年7月21日(土)~ 2018年9月2日(日)
会場 GAギャラリー
住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-12-14[地図
アクセス 北参道駅 徒歩2分
公式サイト GAギャラリー

展覧会の内容

世界の建築デザインの潮流を探る『現代世界の建築家展2018』へ行ってきました。

模型や映像と共に建築家35組による多様なプロジェクトが楽しめる展示会でした。

気になったプロジェクト

火星探査都市:Mars Exploration City

設計 BIG(ビャルケ・インゲルス・グループ):BIG(Bjarke Ingels Group)
場所 アラブ首長国連邦、ドバイ

その土地の気候・地質・景観に応じて造られるヴァナキュラー建築の研究施設。

その土地の砂で内装を作り耐薬品性・絶縁性・低摩擦性に優れたフッ素樹脂ETFEのドームで覆う。

火星に人類の居留地を建設するという壮大な未来への期待に満ち溢れた建築です。

アンダー:Under

設計 スノヘッタ:Snøhetta
場所 ノルウェー、ボーリ

荒々しい波が打ち寄せる沿岸部の海中にボリュームが半分静められたレストラン。

厳しい海洋条件による水圧と衝撃に耐えうる厚さ1メートルのコンクリートの壁を備えた構造。

海底で悠々と泳ぐ野生生物を鑑賞しながら海の恵みを味わえる建築です。

文化センター:Culture Center

設計 石上純也
場所 中国

人工湖の上を横断する橋のように架けられた全長1キロメートルの文化センター。

歩道の幅や屋根の高さをランダムにした空間にギャラリーや飲食店などのアクティビティを設置。

水面と一体化する感覚を味わいながら束の間の散歩が楽しめる建築です。

設計 クリスチャン・ケレツ:Christian Kerez
場所 中国、 浙江省杭州市

バウハウスとヴフテマスの衝撃から約100年経つ今日に求められる新しい芸術学校のキャンパスのコンペ案。

地面の設置面積は4,000平方メートルだが上階になるにつれて2万平方メートルまで拡大。

豊かな生態系が息衝く湿地帯に雲のように浮かぶ幻想的な建築です。

デザイン・ディストリクト・マーケット:Design District Market

設計 セルガスカーノ:Selgascano
場所 イギリス 、ロンドン

軽量の金属とフッ素樹脂ETFEのフィルムで覆われた1階に店舗と2階に座席スペースを有するマーケット。

昼間は地元の風景に溶け込み夜は明かりが灯るランドマークとして地域の中心地となる。

機能性に優れた安価な素材が持つ可能性をデザインの力で引き出した汎用性の高い建築です。

第7芸術のための文化センター:Europa City Cultural Center Dedicated to 7th Art

設計 UNスタジオ:UNStudio
場所 フランス イル・ド・フランス ゴネス

地面から立ち上がる3つのボリュームで構成された銅色の文化センター。

屋内にメディア施設と制作施設を内包し屋上のテラスは野外シアターとして映画を上映。

暗室の密閉空間に限定されていた映画鑑賞の楽しみを公共空間に解き放った建築です。

世界建築巡りについて

世界建築巡りは、IA(情報アーキテクト)の山田育栄が訪れた世界の建築やプロジェクトなどの情報を紹介するサイトです。

建築学生や建築関係者はもちろん、国内外へ旅行する方などにも見ていただきたいと思っています。

一人でも多くの人に世界へ足を運んでほしい。

建築に触れると同時に、人との出会いや自己の発見といったかけがえのない機会に遭遇するでしょう。

インターネットの発達により世界中の情報を知ることはできますが、実体験に勝るものはありません。

このサイトが、訪れる国をより楽しむためのガイドブックになれば幸いです。

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山田育栄
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