+ Peter Burr
内容
ブルックリン出身の芸術家ピーター・バーの作品上映&レクチャー『+ Peter Burr』へ行ってきました。
ピーター氏の歴史を辿るトークショーや代表作品5つの上映を通して独特な世界観の謎に迫ります。
子供の頃からビデオゲームやアニメーションが大好きなピーター氏。
絵を立体視する MAGYC EYE という本に出会い3D映像に興味を持ちます。
インターネットの発達に伴いコンピューターアニメーションやインスタレーション作品を数多く制作。
卓越した技術と表現は注目を集め世界各地の美術館・ギャラリー・映画祭で上映されています。
コンピューターの無機質さとフリッカー表現(光の点滅)が描くデジタルと人間社会の関係性。
無限の回路の中を彷徨うように観客自身が身体化することで作品が完成します。
どこかグロテスクでディストピアな世界観は鬱病の経験から生まれたもの。
自らの心の中に鬱積した情緒を解放し浄化するセラピー的な役割を果たしています。
世界各地を移動しながら作品を制作・再現することが大好きなピーター氏。
物作りの過程を楽しみ没頭するピーター氏のピュアな情熱を感じるイベントでした。