期間 | 2017年9月30日(土)から2017年11月12日(日) |
---|---|
場所 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-12-14[地図] |
交通 | 東京メトロ副都心線 北参道駅 徒歩2分 |
詳細 | GAギャラリーHP |
小嶋一浩の手がかり
「小嶋一浩の手がかり」の内容
2016年10月に急逝した建築家小嶋一浩の建築観を再考する「小嶋一浩の手がかり」へ行ってきました。
20以上のプロジェクトを通して小嶋氏が視ていた「その先」と「何かへの手がかり」を提示します。
ザックリとした中にもパワーを感じる処女作のダンボール模型。
薄口のトレーシングペーパーにペンで描かれた上品なスケッチと図面。
C+Aメンバーへの指示が記された可愛らしい筆跡が残るFAXのやり取り。
現場視察・住民への説明・子供たちとの交流・復興支援に精力的に取り組む様子を撮影したスライド。
それぞれの持ち場に集中する事務所内の様子と赤松さんとのインタビュー映像など。
試行錯誤し目の前のやるべきことを真摯に積み重ねてきた仕事の姿勢がうかがえます。
幼稚園・小学校・中学校・高校・大学・児童館・図書館など子供に関わる施設を多く手掛けた小嶋氏。
異なる空間同士や内部と外部を緩やかに繋ぐ開放的なデザイン。
そこで過ごす子供たち自身が自分の好きな場所を見つけられるよう設計されたものばかりです。
自身の背中を通して建築家としての使命を後世に伝えエールを送り続けてくれていると感じる展覧会でした。
「小嶋一浩の手がかり」の関連動画
「建築家のアスリートたち:小嶋一浩」
「流山市立おおたかの森小中学校:オープン式典上映動画」
「新建築2012年5月号:宇土市立宇土小学校」
「小嶋一浩自著を語る:小さな矢印の群れ」
「2014年日本建築学会作品選奨:柿畑のサンクンハウス」
「アストラムライン新白島駅」
「新建築2017年6月号:恵比寿SAビル」
「新建築2017年6月号:南方熊楠記念館新館」
「小嶋一浩の手がかり」の関連書籍
世界建築巡りについて
世界建築巡りは、インフォメーションアーキテクトの山田育栄が訪れた世界の建築やプロジェクトなどの情報を紹介するサイトです。
建築学生や建築関係者はもちろん、国内外へ旅行する方などにも見ていただきたいと思っています。
一人でも多くの人に世界へ足を運んでほしい。
建築に触れると同時に、人との出会いや自己の発見といったかけがえのない機会に遭遇するでしょう。
インターネットの発達により世界中の情報を知ることはできますが、実体験に勝るものはありません。
このサイトが、訪れる国をより楽しむためのガイドブックになれば幸いです。
イベント企画・取材・広告掲載などのお仕事を承っています。
世界建築巡りの世界観に賛同いただけるスポンサー様も募集しています☆