「そこまでやるか」壮大なプロジェクト展

会期 | 2017年6月23日(金)~ 2017年10月1日(日) |
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会場 | 21_21 DESIGN SIGHT |
住所 | 東京都港区赤坂9-7-6[地図] |
アクセス | 六本木駅 徒歩5分 |
公式サイト | 21_21 DESIGN SIGHT |
展覧会の内容
大胆な発想を実現するクリエイターたちの『「そこまでやるか」壮大なプロジェクト展』へ行ってきました。
クリエイションが持つ特別な力とそこから広がっていく喜びを伝えます。
強烈なビジュアルで観客の目を釘付けにする作品。
莫大なコストと広大なスケールで展開する作品。
気の遠くなるような長いスパンで少しずつ制作される作品など。
人々の感情を揺さぶり記憶を残すユニークな作品は時に人生を変えるスパイスにもなります。
正しい解釈や答えが存在しないものを直観的に楽しむことの大切さを教えてくれる展覧会でした。
展示風景

各プロジェクトへの想像を数字でかき立てる短いタイトル。

屋外空間で作品を制作するクリスト&ジャンヌ=クロードの「マスタバ、アラブ首長国連邦のプロジェクト」

1977年にスタートした41万個のドラム缶で作る彫刻プロジェクトに関する取り組みは現在も続いています。

演劇やオペラで大胆な舞台美術を手掛けるヌーメン/フォー・ユースの「テープ・トウキョウ02」

21,120メートルのビニールテープで作られた空間の中に入り楽しむインスタレーションです。

周辺環境に溶け込み限りなく自然に近い建築を作る石上純也の「Church of the Valley:中国」
緩やかな谷底に切り立つ幅1.35×高さ45メートルの白い壁が神秘的な祭壇へと訪問者を導きます。

ミヒャエル・ヘフリガー、アニッシュ・カプーア、磯崎新、梶本眞秀の「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ」

東日本大震災の復興支援プロジェクトに使用された移動式のコンサートホール。

500人を収容する巨大な風船の中は赤紫色の光に包まれ人々の記憶に強く残ります。

マスキングテープ・泥・埃などを用いて即興的に絵を描く淺井裕介の「土の旅」

全国で採取された50種類の土で描かれたダイナミックな絵は大地そのものであり生命力を感じさせます。

その土地の歴史や記憶を様々な形で作品にするダニ・カラヴァンの「大都市軸:フランス」

川をまたぎ真っ直ぐに伸びる長さ3,200メートルの彫刻の余白に生まれる間が新しい空間を生み出します。

「大都市軸」のスライド

「大都市軸」のスライド

「大都市軸」のスライド

「大都市軸」のスライド

「大都市軸」のスライド

「大都市軸」のスライド

「大都市軸」のスライド

「大都市軸」のスライド

「大都市軸」のスライド

「大都市軸」のスライド

不可解で魅惑的な視覚的イメージを生み出すジョルジュ・ルースの「トウキョウ 2017」

ある一点から見た時のみ完全な姿を現す透明感溢れる作品は既存の建築空間に優しく寄り添います。

屋外のモニュメントを取り込みその国の歴史と結び付けた建築を作る西野達の「カプセルホテル 21」

日本で生まれ今では世界に進出しているカプセルホテルは東京に最も相応しいモチーフ。

シンプルでありながら強烈な印象を残す作品たち。

あり得ない場所で想定外の体験をすることで私たちの日常の見方を変えてくれます。