期間 | 2015年10月17日(土)から2016年1月31日(日) |
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場所 | 東京都渋谷区神宮前5-7-5[地図] |
交通 | 東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線 表参道駅 徒歩3分 |
詳細 | エスパス・ルイ・ヴィトン東京 HP |
フランク・ゲーリー:パリ・フォンダシオン・ルイ・ヴィトン建築展
「フランク・ゲーリー:パリ・フォンダシオン・ルイ・ヴィトン建築展」の内容
「フランク・ゲーリー:パリ・フォンダシオン・ルイ・ヴィトン建築展」へ行ってきました。
リサーチ資料・スケッチ・模型・写真・映像を通して完成までの全プロセスを振り返ります。
LVMHグループのCEOであるベルナール・アルノーの提唱により設立されたルイ・ヴィトン財団。
芸術文化支援活動への取り組みを促進する場としてフォンダシオン・ルイ・ヴィトンは建設されました。
設計者はロサンゼルスを拠点に活動するカナダ出身の建築家フランク・ゲーリー。
型にはまらない大胆なスタイルと最新のテクノロジーを利用した設計技術で常に時代の先を行く存在です。
ギャラリー・オーディトリアム・オフィス・倉庫・書店・レストランなど複数のプログラムを完備。
屋上にある様々な高さのテラスからは公園全体そしてパリにある沢山のモニュメントが眺められます。
パリの素晴らしい建築遺産を充実させるに相応しい現代建築です。
「絶えず変わりゆく世界のように、その日の時間や光の加減で表情を変える建物を構想したいと考えました。
時は一瞬たりとして同じではない、そのはかなさを感じてもらえるように。」
人々に使われ愛されることで意味を持ち常に変化し続ける創造物であること。
完成までのプロセスと共にLVMHグループの取り組みとゲーリーが建築に託した思い触れた展覧会でした。
「フランク・ゲーリー:パリ・フォンダシオン・ルイ・ヴィトン建築展」の展示風景
ルイ・ヴィトン表参道店のラグジュアリーな看板がお出迎え。
1階の店内に飾られたフォンダシオン・ルイ・ヴィトンの模型。
躍動感溢れるデザインが人目を惹きます。
エレベーターで7階の会場へ。
フォンダシオン・ルイ・ヴィトンのために制作されたLVロゴの彫刻からは気品が漂います。
ハンドメイドのガラスケースに入ったフランク・ゲーリーのドローイングは限定50個。
展示会場の様子。
立地となるブローニュの森の歴史のリサーチ。
多くの歴史的建造物を抱えるパリ西部に位置します。
作家マルセル・プルーストが描いたアクリマタシオン庭園はパリ市民の憩いの場として親しまれています。
芸術の都パリのためにフランスの文化的使命感を象徴する壮大な船を設計することを決意します。
初期段階のスケッチ。
高い壁に展示された巨大なスケッチは自由と優雅さを感じさせます。
内部空間からデザインしていくスタディ模型。
外部は曖昧にザックリとした各部屋のボリュームから構想していきます。
より詳細な図面が加えられた模型。
可動式の落ち着いたギャラリーや天井の高いギャラリーなど様々な用途に対応する空間を用意します。
多様な素材を用いて検討を繰り返した外観のスタディ模型。
中で過ごす人々の気持ちを想像しながら外皮の肉付けを行っていきます。
動きのある外観が見えてきました。
設計段階のゲーリー事務所の様子。
パリのための壮大な船の象徴となるガラスの帆の模型。
総面積13,500平方メートルの屋根にユニークな曲線状のガラス3,600枚が使用されました。
エスパス・ルイ・ヴィトンの会場を泳ぐ12枚の巨大な帆。
半透明の帆から周辺の景色が透けて見えるよう考えられています。
19,000枚の白い強化コンクリートパネルを用いて作られた氷山と呼ばれる白い塊の模型。
コンピュータ工学技術を建築に取り入れた先駆者の1人でもあるゲーリー。
パネルの1枚1枚をシステム管理することで規格外の組み立て工法を可能にしました。
各パーツの制作の様子。
季節や天候の移り変わりと共に着工から竣工までの一部始終を収めた映像。
普段見ることができない角度から撮られたドローンが映し出す迫力ある映像は大変貴重です。
建物内を浮遊するように体感できます。
現代美術の新たな表現形式の始まりとなった20世紀前半の主要作品を集めた展覧会の映像。
主観的表現主義・静観主義・ポップ主義・音楽という現代美術の構成要素に分類し開催された展覧会の映像。
フォンダシオンの建築構造に沿って制作された現代アートの展覧会の映像。
クラシックから現代音楽まで多様なコンサートが開催されるオーディトリアムの映像。
訪れる人々を創造の旅へと誘う幻想的な世界観が広がっていました。
「フランク・ゲーリー:パリ・フォンダシオン・ルイ・ヴィトン建築展」の関連動画
フォンダシオン・ルイ・ヴィトン
フォンダシオン・ルイ・ヴィトン竣工式
フランク・ゲーリーの建築プロジェクト
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