旧古河庭園(Kyu Furukawa Garden)

旧古河庭園_1
設計 ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)
竣工 1917年
住所 東京都北区西ヶ原1-27-39[地図
アクセス 東京メトロ南北線 西ヶ原駅 徒歩7分
公式サイト 公益財団法人 東京都公園協会:旧古河庭園
予約 不要

旧古河庭園について

旧古河庭園は、古河財閥3代目当主の古河虎之助の邸宅として建設された西洋館と庭園です。
西ケ原の敷地は、明治時代に陸奥宗光の邸宅があった場所で、宗光の次男の潤吉が古河家の養子となったことで古河家の所有地となりました。
1983年〜1988年、実業家の大谷米太郎が修復工事を行い、1989年より大谷美術館として一般公開されています。
2006年には、国指定文化財の史跡名勝天然記念物に指定されました。
敷地は、武蔵野台地の高低差を活かして、高台に洋館、斜面に洋風庭園、低地に日本庭園を配置しています。
洋館には、中世のスコットランドの城郭をモチーフにしたスコティッシュ・バロニアル様式が採用されています。
天然スレート葺きの切妻屋根や、銅板瓦棒葺きの出窓と玄関ポーチが特徴です。
外壁には、神奈川県足柄下郡真鶴町の新小松石が使用されており、雨に濡れることで漆黒の深い陰影を生み出します。
1階には、ホール、サンルーム、ビリヤード室、書斎、応接室、小食堂、大食堂などの接客空間が設けられています。
2階には、和室を中心とした私的空間が設けられています。
洋風庭園には、全100種類・200株のバラが植えられており、毎年春と秋に見頃を迎えます。
左右対称の幾何学模様の刈込には、フランス整形式庭園の技法が採用されています。
石の欄干・石段・水盤には、イタリア露壇式庭園の技法が採用されています。
日本庭園は、京都府出身の作庭家の七代目小川治兵衛が手掛けました。
庭園の中央に大きな池を配置し、その周囲を園路が巡る池泉回遊式庭園となっています。
モダンな芸術・文化・生活様式が花開いた大正時代を象徴する、和洋折衷の美しさと近代史を体感できる建築です。

旧古河庭園の写真

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