旧古河庭園（Kyu Furukawa Garden）

古河財閥3代目当主の虎之助の邸宅として作られた国の文化財に指定されている西洋館と庭園。

英国貴族の邸宅にならった天然ストレートぶきレンガ造りの古典様式。

モダンな芸術・文化・生活様式が生まれた大正時代を象徴するデザインです。

外壁を覆う神奈川県真鶴産の新小松石は雨に濡れると落ち着いた印象を醸し出すそう。

1階は食堂・ビリヤード室・喫煙室などの接客空間。

2階は居室・和室などの私的空間が設けられています。

洋館南側に広がる色とりどりのバラが咲く洋風庭園。

左右対称の幾何学模様の刈込はフランス整形式庭園の技法。

石の欄干・石段・水盤はイタリア露壇式庭園の技法が使われています。

贅沢な時間が流れる絵画のような景観美で人々を魅了する建築です。