自由学園明日館(Jiyu Gakuen Myonichikan)

自由学園明日館について
キリスト教の精神に基づいた理想教育の実践のために設立された自由学園の校舎。
建物は使ってこそ価値があるとの考えから動態保存のモデルとして一般開放されています。
低い軒下と水平線を強調した立面はプレーリーハウスと呼ばれるライト作品の意匠。
皆で集まり食事を取ることを教育の基本とし建物の中央に食堂を設けました。
高い天井までの間が抜けた空間を埋めるために作られたV字型の吊子を持つ照明。
生徒数の増加にともない遠藤が改築した小食堂とテーブルセットなど。
限られた予算と建物との調和のバランスを考えた幾何学的装飾とインテリアで統一されています。
南側のホールは団欒のための立派な暖炉と明日館の顔である大きな窓が見所。
ホール上のミュージアムにはライトと明日館の歴史に関する資料が展示されています。
大正時代にデザインされたとは思えない洗練されたディテールが光る有機的建築です。
自由学園明日館の写真











































