原美術館(Hara Museum)
設計 | 本館:渡辺仁、増築部分:磯崎新 |
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竣工 | 1938年 |
住所 | 東京都品川区北品川4-7-25(現存せず) |
アクセス | なし |
公式サイト | 原美術館 |
予約 | なし |
原美術館について
原美術館は、公益財団法人アルカンシエール美術財団が運営していた美術館です。
1938年に実業家の原邦造の邸宅として建設された建物を改修し、1979年に孫の原俊夫が現代美術専門の美術館として開館しました。
美術館の構想は、デンマークのルイジアナ近代美術館にインスピレーションを受けています。
地上3階建ての建物は、北側の中庭を包むように円弧を描いています。
外壁の白いタイル、大理石、階段の手摺、鉄格子など。
建物全体に、バウハウスやアール・デコの要素を取り入れています。
1985年、中庭を眺めながら軽食を楽しめる「カフェ・ダール」が増築されました。
1988年、イベントやパーティーで使用される「ザ・ホール」が増築されました。
2021年1月、建物の老朽化で維持管理が困難なことから閉館しました。
東京都品川区の原美術館の作品は、群馬県渋川市の原美術館ARCに移されています。
新進気鋭のアーティストの作品を数多く紹介し、沢山のファンに愛された建築です。