国立代々木競技場(Yoyogi National Stadium)
国立代々木競技場について
国立代々木競技場は、1964年の東京オリンピックのために建設された体育館です。
日本初の吊り屋根式建築として有名で、2021年に国の重要文化財に指定されました。
吊り屋根式建築の特徴は、緩やかな曲線を描く外観と開放的な内部空間です。
吊り橋と同様の構造を持ち、強風や豪雨などの自然災害に対して高い耐久性を誇ります。
巴形の第一体育館は、地上2階・地下1階建てで、最大収容人数は12,934席です。
2本の主柱と2本のメインワイヤーロープが大屋根を支えています。
北側には原宿口、南側には渋谷口、合計2つの入退場口があります。
以前は、夏には室内プール、冬にはアイススケートリンクとして使用されていました。
現在は、スポーツ競技やイベント会場として幅広く使用されています。
円形の第二体育館は、地上1階・地下1階建てで、最大収容人数は4,002席です。
1本の主柱から螺旋状に張られたメインパイプが大屋根を支えています。
以前は、バスケットボールの競技場として使用されていました。
現在は、レスリングや卓球の競技場として使用されています。
ユニークなデザインが目を惹く、日本のスポーツ・文化を象徴する建築です。