撫台街洋楼(Futai Street Mansion)

撫台街洋楼_1
設計 合資会社高石組
竣工 1910年
住所 100台湾台北市中正區延平南路26號[地図
アクセス 北門駅 徒歩6分
公式サイト なし
予約 なし

撫台街洋楼について

土木建築請負業を営む合資会社高石組のオフィスとして建設された洋館。

現在は高石組や台湾の歴史をテーマにした作品を展示するギャラリーとして公開されています。

1895年に日清戦争に勝利し日清講和条約により台湾を譲り受けた日本。

1896年に大倉組台湾出帳所の土木主任として台湾に赴任した高石忠慥。

1900年に実弟の金原豊造と高石組を創業し台北の公共建築の建設に携わっていました。

近代化に必要な都市を築くため西洋の建築技術を得ようと躍起になっていた明治時代。

アーチ型のアーケードや銅葺き屋根に取り付けられたドーマーと呼ばれる明り採りの窓など。

ヨーロピアンスタイルをふんだんに取り入れた木材と石材のハイブリットな社屋が建設されました。

台北城の城壁を撤去した際に切り出された石材が流用されたと言われています。

美しい都市景観を持つ新興エリアとして開発が進められた日本統治時代の記憶を持つ建築です。

撫台街洋楼の写真

撫台街洋楼の動画

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山田育栄
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