芸術科学都市（City of Arts and Sciences）

芸術科学都市は、生命・科学・技術・芸術活動を普及するために建設された複合施設です。
ヨーロッパ最大級の規模を誇り、水族館、映画館、科学博物館、オペラハウス、庭園、多目的ホールを備えています。
水族館のオセアノグラフィック（L’Oceanogràfic）では、世界の7つの海洋環境を再現しています。
双曲面の連続した屋根が特徴で、メキシコ出身の建築家兼構造家のフェリックス・キャンデラ（Felix Candela）によって設計されました。
卵形の屋根を持つレミスフェリック（L’Hemisfèric）では、プラネタリウムやアクアリウムの上映を行っています。
庭園のルンブラクレ（L’Umbracle）では、バレンシア固有の植物種が植えられ、現代アーティストの彫刻が設置されています。
40,000平方メートルの広さを誇るフェリペ皇太子科学博物館（Museu de les Ciències）では、生命・科学・技術・芸術に関する展覧会を開催しています。
オペラハウスのソフィア王妃芸術宮殿（El Palau de les Arts Reina Sofía）では、オペラ、音楽、バレエ、演劇のためのの4つのホールを備えています。
アゴラと呼ばれるカイシャ・フォーラム・バレンシア（Caixa Forum Valencia）では、様々なプログラムを提供しています。
フェリペ皇太子科学博物館とカイシャ・フォーラム・バレンシアの間には、ハープの形をしたラスット・ドール橋（L’Assut d’Or bridge）があります。
建築群の周りに張り巡らされた水は、湖の中にいるような神秘的な世界観を作り出しています。
生物の骨格を思わせるデザインで統一された、バレンシアのランドマーク建築です。