ルイス・バラガン邸と仕事場(Casa Estudio Luis Barragán)

ルイス・バラガン邸と仕事場_1
設計 ルイス・ラミロ・バラガン・モルフィン(Luis Ramiro Barragán Morfin)
竣工 1948年
住所 Gral. Francisco Ramírez 12-14, Ampliación Daniel Garza, Amp Daniel Garza, 11840 Ciudad de México, México[地図
アクセス Juanacatlán 駅 徒歩15分
公式サイト ルイス・バラガン邸と仕事場
予約 Webチケットを購入

ルイス・バラガン邸と仕事場について

ルイス・バラガン邸と仕事場は、メキシコ出身の建築家ルイス・バラガン(Luis Barragán)が住んでいた邸宅兼アトリエです。
2004年にユネスコの世界文化遺産に登録され、現在は建築ツアーを通じて一般公開されています。
通りに面したコンクリートのファサードは、周囲の街並みに溶け込むよう、無機質かつ禁欲的にデザインされています。
ファサード中央の木製扉を抜けると、火山岩が敷かれたエントランスホールへと導かれます。
その奥のクリーム色の扉を開けると、鮮やかなピンク色の壁が視界いっぱいに広がります。
2階へと続く階段の踊り場には自然光が差し込み、ドイツ出身の画家ヴェルナー・マティアス・ゴエリッツ・ブルナー(Werner Mathias Goeritz Brunner)の作品が黄金色に輝くよう演出されています。
1階には、キッチン、ダイニング、リビング、図書室、アトリエが配置されています。
室内には、無垢材、植物、革、羊毛などの自然素材を用いた家具が置かれ、温かみのある空間が形成されています。
図書室の壁には、キャンティレバー構造の片持ち階段が設けられており、その先には秘密の小部屋が隠されています。
西側には、奥行きや境界線を曖昧にした緑豊かな庭園が広がっています。
日本庭園の設計技法である借景が採用されており、隣接する邸宅の緑を風景の一部として取り込んでいます。
奥へと進むと、高木や水盤によって都市の喧騒から遮断された、自分の内面に意識を向ける静謐な空間が広がっています。
2階には、ベッドルーム、ゲストルーム、礼拝室が配置されています。
通りに面したゲストルームの十字型の窓は、後に安藤忠雄氏の「光の教会」の着想源になったと言われています。
3階には、古代の果樹園を想起させるパティオがあります。
高い壁に囲まれた「天空の部屋」は、都市の喧騒を完全に遮断するよう設計されています。
メキシコの伝統建築、地中海建築、修道院建築、庭園文化を独自に再解釈し、静寂と精神性を追求した空間。
モダニズムの合理性と感覚的な詩情を融合させた、ルイス・バラガンの最高傑作と称される建築です。

ルイス・バラガン邸と仕事場の写真

世界建築巡りについて

世界建築巡りは、IA(情報アーキテクト)の山田育栄が訪れた世界の建築やプロジェクトなどの情報を紹介するサイトです。

建築学生や建築関係者はもちろん、国内外へ旅行する方などにも見ていただきたいと思っています。

一人でも多くの人に世界へ足を運んでほしい。

建築に触れると同時に、人との出会いや自己の発見といったかけがえのない機会に遭遇するでしょう。

インターネットの発達により世界中の情報を知ることはできますが、実体験に勝るものはありません。

このサイトが、訪れる国をより楽しむためのガイドブックになれば幸いです。

世界建築巡りの世界観に賛同いただけるスポンサー様も募集しています☆

詳細はこちら

山田育栄
上部へスクロール