韓国建築巡り2019

【期間】2019年5月2日(木)から2019年5月8日(水)の6泊7日
【費用】航空代金&宿泊料8万円+現地出費5万円=合計13万円
韓国のソウル特別市とインチョン広域市へ建築旅行に行ってきました。
今後韓国へ行く方の参考になるよう、訪れた建築の概要・街の様子・グルメ情報などをまとめています。
韓国建築巡り1日目

成田空港から運航する JINAIR に乗って韓国へ出発!

約2時間半のフライトを経てインチョン広域市中区にある 仁川国際空港 に到着。

バスターミナルでソウル市内に向かうバスの乗車券を購入。

永登浦駅(Yeongdeungpo)行きのバス停から乗車。

約1時間ほどで永登浦駅(Yeongdeungpo)に到着。

今回の宿泊先 Fairfield by Marriott Seoul にチェックイン。

管理人の大好きなキングサイズのベッド。

トイレとバスルームが同じ1つの扉であること以外特に問題ありません◎

既に23時を回っていたためセブンイレブンで購入した辛いカップラーメンをすすり就寝しました。
韓国建築巡り2日目

気持ち良い晴天のビューに迎えられて起床。

いざ建築巡りに出発!

街中の景色はほぼ日本。

永登浦駅(Yeongdeungpo)から地下鉄に乗ります。

日本語の案内がある券売機で目的地までの乗車券を購入。

地下鉄のホームもほぼ日本の風景です。

乗り過ごさないように車内の電光掲示板と睨めっこすること数十分で目的地の最寄駅に到着。

改札を出たところにある払い戻し機に乗車券を入れると500ウォンの保証金が戻ってくる仕組みです。

約38,000平方メートルの敷地に建つ「夢見て(Dream)、創って(Design)、楽しむ(Play)」文化複合施設。
1つ1つのサイズと形状が異なる45,133枚のアルミニウムパネルを制作し外装に着付。
思わず写真を撮りたくなる&シェアしたくなる要素って大事だなぁと感心しました。

ディズニーアニメーションの歴史を辿る企画展を鑑賞しました。

昼食を食べに地下1階の韓国料理店 Gomdaegam へ。

안녕하세요(アンニョハセヨ)♪

甘くて腹持ちが良い牛ロースのプルコギを頂きました。

韓国最大の財閥のSamsungグループが1965年に設立したサムスン文化財団のコレクションを展示する美術館。
古代と現代・東洋と西洋・光と闇・芸術とテクノロジーなど対比するものを融合。
世界の建築界を牽引する3人の巨匠建築家の個性が共鳴する贅沢な空間でした。

デンマーク出身のアーティスト Olafur Eliasson の作品「重力の階段」をはじめとした映えスポットが沢山あります。

イギリス出身のアーティスト Liam Gillick の作品「一連の意図的展開」が設置された美術館1階のカフェへ。

ペリエレモンを頂きながら歩き疲れた足を休めました。

ホテル付近の飲み屋街の様子。

夕食を食べにホテルの3階にあるレストラン Bistro 870 へ。

안녕하세요(アンニョハセヨ)♪

お酒に合うブッフェが約2,500円で食べ放題&飲み放題☆

ワインを飲みながらサクッとつまめるアラカルトをおかわりしまくりました。
韓国建築巡り3日目

朝食を食べにホテルの1階にある Starbucks Coffee へ。

안녕하세요(アンニョハセヨ)♪

軽めのクロワッサンを頂きました。

朝鮮時代に王朝の威厳を示す空間として使用された大通りに位置する光化門駅(Gwanghwamun)に到着。

カルチャーフェスティバルの真っ最中で賑やかな大通り一帯。

書の展示や伝統文化を体験する催しが行われています。

山が見える北の方角へ歩くこと約20分。

1392年から1910年にかけて朝鮮半島に存在した国家の李氏朝鮮時代(Joseon Dynasty)の王宮。
北岳山(Bugaksan)と南山(Namsan)の間に位置する「天に恵まれた宮殿」という意味が込められています。
奥に行くほど天国のような空間が広がっていて珍しい野鳥にも出会えました。

朝鮮時代の民族衣装であるチマチョゴリを着た人たちで溢れるなど。

韓国の国旗と王宮からインスピレーションを得たネックレスの撮影を行いました。

休憩しに景福宮の北東部にある 朝鮮民族美術館 のカフェへ。

안녕하세요(アンニョハセヨ)♪

ソフトクリームとグレープ&ベリージュースを頂きました。

人文科学・社会科学・自然科学・工学・医学・芸術などの学科を持つ世界最大規模の女子大学。
広大な敷地に教育棟・図書館・資料館・博物館・商業施設・教会・スポーツ施設・学生寮などを完備しています。
トレードマークである谷底の感動を伝えようと疲れた足に鞭打って何往復もしました。

10代から20代の女子は学校の周辺でショッピングも楽しめそうです。

昨日に続きホテルの3階にある Bistro 870 で夕食を済ませました。
韓国建築巡り4日目

高級ブランド店が建ち並ぶショッピングストリートをぶーらぶら。

フランスのファッションデザイナーのクリスチャン・ディオール(Christian Dior)が創業したファッションブランドDiorの旗艦店。
柔らかい起伏のある外観はオーダーメイドの高級服であるオートクチュールに用いる白い綿布をイメージしたもの。
乙女心をくすぐるラブリーな空間で素敵なインテリアやアート作品を鑑賞しました。

素敵なオブジェの前で撮影した1枚。

最上階のカフェで1杯約3,500円のプレミアムなカクテルを頂きました。

フランスの実業家ティエリー・エルメス(Thierry Hermès)が馬具工房としてスタートしたファッションブランドHermèsの旗艦店。
ショーウィンドウを引き立てるのは琥珀色の縞模様が入ったダブルスキンガラス。
開放的な中庭を中心とした空間で素敵なインテリアやアート作品を鑑賞しました。

地下1階のカフェレストランでエビのパスタとアイスティーを頂きました。

高層ビルが建ち並ぶ江南区中心部をぶーらぶら。

保険業・書販業・出版業を手掛ける教保文庫株式会社のオフィス兼店舗。
高さ117メートル・26階建てのレンガ造りの建物。
上層階のスカイウォークからはどんな素敵な眺望が見えるのだろうか・・・☆

夕食を食べにホテルの2階にある火鍋店 HaiDiLao Hotpot へ。

안녕하세요(アンニョハセヨ)♪

好きなスープ・具材・薬味を選んでオリジナル火鍋を楽しみました。
韓国建築巡り5日目

1945年に創業した韓国のスキンケアブランドAMOREPACIFICのオフィスビル。
スキンケアブランドらしい美意識の高さを感じさせる洗練された外観。
「良い建築は良い写真が撮れる」というのはこういうことだなと実感しました。

AMOREPACIFIC本部の1階にあるカフェ Osulloc へ。

안녕하세요(アンニョハセヨ)♪

ほうじ茶ラテと抹茶のパンケーキを頂きました。

多様なジャンルの展示を通して現代アートの流れを一目で見ることができる美術館。
朝鮮戦争後に病院や保安司令部として使用されていた建物をリノベーションしました。
過去と現在が交差する空間でエネルギーに満ちた現代アート鑑賞を楽しみました。

国立現代美術館ソウル館付近の路地をぶーらぶら。

可愛いカフェやスイーツ店。

アクセサリー屋さんや雑貨屋さんが軒を連ねます。

夕食を買いに永登浦駅(Yeongdeungpo)にあるLOTTERIAへ。

안녕하세요(アンニョハセヨ)♪

和牛バーガーセットが日本円で約950円ということでソウルの物価の高さを実感しました。
韓国建築巡り6日目

地下遺跡のような構内の漢城百済駅(Hanseong Baekje)に到着。

4世紀前半から660年に存在した百済時代に都が置かれていた松坡区(Songpa-gu)

先人たちが築いた歴史に想いを馳せながら並木道を歩きます。

紀元前1世紀から紀元後7世紀にかけて朝鮮半島と満州に存在した三国時代の歴史と文化を伝える博物館。
百済の都城である夢村土城(Mongchontoseong)と風納土城(Pungnaptoseong)をイメージした建物。
貴重な遺物の数々を入場無料&ほぼ貸し切りで鑑賞できました。

美術館の屋上庭園からは緑豊かなオリンピック公園とソウルの経済成長を感じる高層ビル群が一望できます。

敷地面積43万坪を誇るオリンピック公園をぶーらぶら。

公園の至るところにユニークな彫刻作品がいっぱい。

映え彫刻を背景に人目を気にせず写真撮影に没頭できます。

オリンピック公園の東側にある大きな湖。

ソウルオリンピックの出場国の国旗が並ぶ平和広場で世界平和への祈りを捧げました。

1988年のソウルオリンピック開催時に建設されたオリンピック公園の正門。
陰陽の象徴である背景色の赤と青は韓国の国旗にも使用されているテーマカラーです。
力強い建築のふもとにある水面の揺らぎを眺める時間は安らぎのひと時でした。

1892年に韓国初のレンガ造りの西洋式教会として建設された教会。
横断アーチとその対角線のアーチを中央で組み合わせた天井様式リブ・ヴォールトが用いられたゴシック風建築です。
小さな建物だけど手入れが行き届いた上品な空間で見応え充分でした。

韓国の経済・商業・文化の中心地である中区(Jung-gu)に到着。

ソウルで最も有名な繁華街の明洞(Myeong-dong)をぶーらぶら。

昼食兼夕食を食べに韓国焼肉店の 王妃家本店 へ。

안녕하세요(アンニョハセヨ)♪

店員さんが目の前で丁寧に焼いてくれる牛カルビセットを頂きました。

観光客で混み合う明洞(Myeong-dong)のストリート。

屋台も豊富なので次回来た時は食べ歩きに挑戦してみたいです!

韓国の占い事情を偵察しに干支と五行の占い 道通四柱カフェ へ。

안녕하세요(アンニョハセヨ)♪

占い師のパク・マンホ先生に日本語の通訳の方が同席し鑑定するスタイル。
前半はパク先生が一方的に話して後半はお客さんからの質問を受け付けます。
先生「あなたは男性から気が強い女性だと思われています。」
管理人(そういう男らしく女らしくって話大嫌いやねん^ω^)
先生「寿命は80歳ぐらい。」
管理人(はい、時間の使い方を意識して生きます・・・!)
先生「来年まで運気が悪いので頑張っても報われないことが多い。」
管理人「エッ!?ずっと頑張ってきたので早く花を咲かせたいんですよ!」
先生「そう言われても、運気に乗れないことにはいくら頑張ってもダメなんだよ!」
管理人「頑張らないということができないんですがどうすればいいですか?」
先生「色んな勉強をして力をつける過ごし方がOK、英語の勉強すれば?」
管理人「オンライン英会話は既に何年もやってるので、特に今更という感じですね・・・。」
先生「他の言語も勉強すればOK!」
管理人「・・・。」
先生「婚期は◯歳と◯歳と◯歳。」
管理人「もう2回過ぎてるじゃん!最後の婚期は結構先ですね・・・。」
先生「(顔の)ココとココとココのホクロを取ったほうが良い。」
管理人「えマジ!?ホクロは気にしてなかったけどシミは気になってたので、まずはシミから取ろうかな・・・。(帰国後すぐにレーザー治療済みw)」
先生「他に何か聞きたいことある?」
管理人「う~ん。。。」
聞いてもどうせ悪い結果&テンション下がるので早々に退散しました。
韓国建築巡り7日目

チェックアウトを済ませて最終日の建築巡りにいざ出発!

仁川国際空港行きのバスに揺られること約1時間。

仁川国際空港に到着。

仁川国際空港発の無料のリニアモノレールに乗車。

人生の未体験が揃う極上リゾート施設 Paradise City に到着!

ホテル・ショップ・カジノ・スパ・クラブ・テーマパーク・アートギャラリーほかAmazingな施設が集う1つの都市。

広い複合施設なので1泊して全部堪能するのが良さげです。

お目当ての建築を見に奥へと歩きます。

仁川空港に隣接する複合施設 Paradise City 内のナイトクラブ。
日中は自然光・夜間は照明によって黄金に輝く南側と東側の壁面。
金運アップを願って早速スマホの壁紙に設定しました。

向かいの建物の鏡面を撮影した1枚。

仁川空港に隣接する複合施設 Paradise City 内のテーマパーク。
訪問者を非日常の世界へと誘い込むシュルレアリズムの絵画を具現化したようなファサード。
ダリ好きにはたまらない空間で大人の自分も童心に返ってワクワクしました。

脚長の願いが叶う魔法の鏡を撮影した1枚。

国内外の著名な現代アーティスト作品を展示するアートギャラリー PARADISE ART SPACE へ。

現代アート好きにはたまらない鼻血モノの常設展と企画展が入場無料で楽しめます♪

光がテーマの企画展「PRISM FANTASY:New ways to view light」の中から管理人が気になった作品を紹介します!

韓国出身のアーティスト Bongchull Shin 制作:ガラスをラミネート加工した作品「Summer Flowers」

デンマーク出身のアーティスト Jeppe Hein 制作:鏡とスチールを使用した作品「7 Dimensional Mirror Monile」

メキシコ出身のアーティスト Gabriel Dawe 制作:糸と木を使用した作品「Plexus No.40」

フランス出身のアーティスト Thomas Canto 制作:スチールを使用した映像作品「Exponential Urban Symphony」

充実のゴールデンウィーク休みに後ろ髪を引かれつつ帰路へと向かいました。

今回の戦利品はカップラーメン・お皿・チョコレート・絵葉書です。
まとめ

街並み・治安・物価・清潔さなど日本とほぼ変わらない韓国。
日本人同様英語が苦手な人も多いが道や乗り場を聞いた際には連れて行ってくれるなど親切な対応を度々受けた。
一方で韓国人建築家の建築情報は非常に見つけにくく結果として外国人建築家の建築巡りが多くなってしまった。
外国人観光客がWebで簡単に建築情報を見つけられる状態にしておくことの大切さを実感した建築旅行でした。