台湾建築巡り2017

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【期間】2016年12月27日(火)から2017年1月3日(火)の7泊8日

【費用】航空代金&宿泊料16万円+現地出費6万円=合計22万円

 

台湾の台北と台中へ建築旅行に行ってきました。

今後台湾へ行く方の参考になるよう、訪れた建築の概要・街の様子・グルメ情報などをまとめています。

台湾建築巡り1日目

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羽田空港から運航する エバー航空 のハローキティジェットに搭乗。

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3時間の快適なフライト。

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台北市松山区にある 台北松山空港 に到着。
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台湾の移動はお手頃料金のタクシーで楽々。

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台北市中正区にある臺北駅に到着。

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地上6階地下2階の建物の中心部にある高い吹き抜け。

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お土産屋さんが並ぶ姿は小さい東京駅のような雰囲気です。

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事前に購入していた 台湾高速鉄道 のチケットを発券。
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台北市の南港駅から高雄市の左営駅までの345キロメートルを結びます。

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日本の新幹線技術が使われた馴染み深い車輌はとても快適です。

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約1時間で台湾高速鉄道の台中駅に到着。

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えーっと・・・宿泊先方面の出口はどこだろう・・・。

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なんと!台湾高速鉄道と普通鉄道の台中駅は違う場所にあることを知らずオロオロしながら台中線に乗車。

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電車に揺られること20分。

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明治から大正にかけて流行した赤レンガに白い石を帯状にめぐらせる辰野金吾式デザインの臺中駅に到着!

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疲れた体に眩しすぎる蛍光灯の光。

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臺中駅前の大通り。

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メインストリートの中山路を歩くこと徒歩7分。

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台中の宿泊先 Reloading Hotel に到着。

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1泊8,000円程の手頃なエグゼクティブルーム。

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レストランや娯楽施設は一切ありませんが清潔なホテルで良かったです。

台湾建築巡り2日目

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朝食を食べに地下1階の食堂へ。

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胃に優しい少量のお粥とおかずをつまみます。

路思義教堂_1

台湾初のキリスト教系私立大学として設立した東海大学キャンパスの中心部に位置する礼拝堂。

優美な曲面を持つシェル構造は強風や地震に強い特性を持ちます。

タクシーの運転手さんがくれた傘のお陰で雨の中無事撮影を終えることが出来ました。

国立公共情報図書館_1

人々がいつでも自由に学習機会を選択し学ぶことができる生涯学習社会の実現を目的とした図書館。

白いモザイクタイルで覆われた滑らかなラインを描く外壁に川の流れのような窓が切り込みます。

図書館で勉強する学生たちの姿を見て学生時代の懐かしい思い出が蘇ってきました。

台湾建築巡り3日目

アジア大学現代美術館_1

健康科学・情報工学・電気工学・人文科学・社会科学・デザインなどの学科を持つアジア大学の美術館。

ガラスのカーテンウォールに覆われた側面が軽やかな印象を与えます。

バスの停留所のガラスパネルが安藤氏の写真になっていて和みました。

国立台湾美術館_1

絵画・彫刻・版画・写真をはじめとした視覚芸術の普及と教育を目的に運営する台湾唯一の国立美術館。

空間の目的別に多様な素材を使用しています。

年末の休館日で入館できませんでしたが建物が大きいので外観の撮影だけで1時間半滞在しました。

宮原眼科_1

中国の最高国家行政機関国務院の任命で開業した日本人医師宮原武熊の眼科。

現在はスイーツやお土産を販売するショップとレストランとして使用されています。

お土産はやや高めですがお店の雰囲気や可愛いパッケージを考えると納得の価格帯です。

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2階にあるノスタルジックなレストラン 酔月楼台湾菜 で早めの夕食。
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3つのおかずが選べる茶食拼盤という名のプレート。

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日本人歓迎の証として日の丸の旗が刺さったデザートプレートも大変美味しかったです。

台湾建築巡り4日目

台中国家歌劇院_1

タワーマンションが立ち並ぶ住宅街で夏緑地公園を真っ直ぐに望むオペラハウス。

世界を一筋の川に例えて川の流れの中に出来る渦のような建築をイメージしました。

外観も屋上も全てが素晴らしくWebで見るより遥かに感動しました。

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1階にある爽やかなカフェ VVG Theater Café で野菜を補充しました。
台中市円形野外劇場_1

台中市民の憩いの場として親しまれる文心森林公園の敷地内にある野外劇場。

中国の伝統舞踊であるリボンダンスをモチーフにしています。

思い付きで見に行った建築ですがYouTubeでレディー・ガガのコンサート映像を見つけてかなり驚きました。

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台中市民広場近くのラーメン屋 信川屋博多豚骨拉麵店 で早めの夕食。
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18時という微妙な時間帯なのもありとても空いています。

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ラーメンのお味は普通ですが日本語の案内や定員さんの対応が良かったです。

台湾建築巡り5日目

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台北の宿泊先 ホテルCOZZI台北民生館 へ移動。
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大きいベッドで寛ぎながら新年を迎えるために4泊8万円を奮発。

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水回りが当たり前にキレイなホテルはそれだけで安心感があります。

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誰もいない昼間のラウンジは貸し切り状態。

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無料のドリンクとお菓子で一服しました。

行天宮_1

蜀漢の初代皇帝劉備に仕えた武将の関羽が神格化した商売の神様関聖帝君を祀る寺院。

鉱業王として知られていた玄空師父が私財を投じて行天宮台北本宮・北投分宮・三峡分宮を建設しました。

参拝者の幸福を願い無償で働くボランティアスタッフの姿に胸を打たれました。

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大晦日の夕食を食べにホテル1階のレストランへ。

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非常に体調が悪いので軽めに済ませたかったのですが大晦日の特別コースしかないということでそれを注文。

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前菜のサラダ。

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色鮮やかな焼き物。

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オレンジ色のスープ。

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シーフードのリゾット。

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とどめのステーキはもちろん食べきれず。

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別腹のロールケーキでフィニッシュし年越しを迎えました。

台湾建築巡り6日目

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メニュー豊富のビュッフェでしたが体調が悪いので質素な朝食で済ませます。

雲門劇場_1

世界的に活躍する台湾初のプロ舞踊団雲門が運営する劇場。

周囲の樹林に溶け込む優しい色合いに心が癒されます。

TOTOギャラリー・間の展覧会で知ったフィールドオフィス・アーキテクツの建築が見れて良かったです。

台北市立美術館_1

台湾の近代美術と現代美術の保存・普及・研究・開発を目的に運営する台湾初の近代美術館。

異なる性質の展覧会にフレキシブルに対応できるよう設計されました。

18歳以上は約100円で18歳未満は無料という破格の入場料と展示作品の多さのギャップに驚きました。

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地下1階のレストラン La Brise で遅めのランチを頂きました。

台湾建築巡り7日目

台北市立図書館北投分館_1

日本統治時代に温泉地として開拓された北投公園の敷地に建つ台北市立図書館の分館。

2014年にはアメリカのテレビ放送局CNNが選ぶ世界で最も美しい図書館ベスト27にランクインしました。

テラスが北側で逆光の撮影に苦労したので良い写真を撮りたい方は早朝に行きましょう。

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ランチを食べに台北府城北門近くの 京町8号 に入店。
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ほぼ貸し切りの店内。

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日本の小物や本が置いてあります。

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野菜たっぷりシーザーサラダとキッシュを頂きました。

撫台街洋楼_1

土木建築請負業を営む合資会社高石組のオフィスとして建設された洋館。

ヨーロピアンスタイルをふんだんに取り入れた木材と石材のハイブリットな社屋が建設されました。

小さくてもこだわりの詰まった物作りをする大切さを感じました。

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西門駅方面へぶーらぶら。

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空いてる原宿のようなストリートが並んでいます。

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日本のそごうと台湾の太平洋建設が共同出資・運営する 遠東SOGO台北復興館 の Cafe Kitchen で一休み。
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フルーティーなワッフルを食い倒れました。

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ことりぷを見て事前に予約していた占い 日月命理館 へ。
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鑑定時間は短かったですがお清めやお守りのグッズを沢山頂きました。

台湾建築巡り8日目

国立台湾大学社会科学部棟_1

政治学・経済学・社会学などの学科を持つ国立台湾大学社会科学部のキャンパス。

建物の中心部に設けられた大きなアトリウムが風の通り道を作り自然換気を行います。

事前の見学予約で図書館内をじっくり撮影することが出来ました。

萬華林宅_1

野菜や果物の貿易業で富を築き地元指導者として活躍した林家の元邸宅。

現在は世界規模で展開するコーヒーのチェーン店として使用されています。

Googleマップでたまたま見つけた飲食店で到着するまでスタバだと気付きませんでした。

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台湾限定メニューの台湾茶と軽食を美味しく頂きました。

艋舺龍山寺_1

仏教において信仰対象となる菩薩の一尊である聖観世音菩薩を祀る寺院。

航海の神様天上聖母・学問の神様文昌帝君・商売の神様関聖帝君など合計100以上の神様を祀っています。

日月命理館の魏嘉誾先生から参拝に行くように勧められ全ての願いが叶うよう祈願してきました。

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美味しい台湾茶と美しい茶器の名店 沁園 へ。
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手書きの絵付けが施された茶器がリーズナブルに買えるので自分用とお土産用にいくつか購入しました。

まとめ

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街の雰囲気やホスピタリティの良さなど日本と類似する部分が多い台湾。

日本人建築家の建物も多く良き友好関係を築き上げてきた歴史を知る建築旅行でした。

世界建築巡りについて

世界建築巡りは、IA(情報アーキテクト)の山田育栄が訪れた世界の建築やプロジェクトなどの情報を紹介するサイトです。

建築学生や建築関係者はもちろん、国内外へ旅行する方などにも見ていただきたいと思っています。

一人でも多くの人に世界へ足を運んでほしい。

建築に触れると同時に、人との出会いや自己の発見といったかけがえのない機会に遭遇するでしょう。

インターネットの発達により世界中の情報を知ることはできますが、実体験に勝るものはありません。

このサイトが、訪れる国をより楽しむためのガイドブックになれば幸いです。

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山田育栄