ポーランド建築巡り2017
【期間】2017年9月15日(金)から2017年9月24日(日)の7泊9日
【費用】航空代金&宿泊料18万円+現地出費5万円=合計23万円
ポーランドのワルシャワへ建築旅行に行ってきました。
今後ポーランドへ行く方の参考になるよう、訪れた建築の概要・街の様子・グルメ情報などをまとめています。
ポーランド建築巡り1日目
高級感漂うデザイン。
ショップのディスプレイも洗練された感じ。
事前に予約していたラウンジで休憩します。
元々のトランジット5時間にプラスしてディレイが4時間発生し急遽別のラウンジに通されるなど。
ビジネス・ファーストクラス専用のラウンジで雑誌を読んだりして時間を潰しました。
すっかり明るくなったお昼過ぎにようやく出発。
すっかり明るくなったお昼過ぎにようやく出発。
世界の広さを感じるひと時。
中東諸国の山脈を超えて。
国土の大半を平野が占める平原の国ポーランドの上空。
宿泊棟内にオフィスは無くレンタルキー受け渡しのためにスタッフを電話で呼び出すシステム。
やはりサービサーの顔が見えて安心して眠れるホテルが恋しいなぁ~と少し後悔しつつ(笑)
ソファがチクチクするのでずっとパイプ椅子に座ってテレビを見ていたリビング。
コンロの使い方がよく分からないので特に利用しなかったキッチン。
バスタブが恋しいバスルーム。
掛け布団がもう1つ欲しいところを我慢しつつ就寝しました。
ポーランド建築巡り2日目
ポーランド人とユダヤ人の1000年の歴史を展覧会や教育活動を通して紹介する博物館。
外壁を覆うガラスのルーバーにはラテン語とヘブライ語でPolinという言葉が書かれています。
ポーランドが辿ってきた美しい歴史や辛い歴史を知る最初の建築訪問にここを選び正解だと思いました。
おしゃれな照明。
シルバーのキャンドルホルダー。
王族のアクセサリー。
ワルシャワ中心部の北側を守るために建設された旧市街と新市街を繋ぐ要塞。
ポーランド南西部の都市ヴロツワフとニサで破壊されたゴシック建築のレンガを再利用しています。
長い塀が続くため全体像を撮影するのが難しかったです。
旧市街をぶーらぶら。
旅行中毎日小雨に降られました。
ワルシャワ歴史博物館などの建物に囲まれ飲食店やストリートアートで賑わう広場。
首都をクラクフからワルシャワに移したポーランド国王ジグムント3世を称える記念碑近くのレストランへ。
サーモンとヨーグルトを添えたパンケーキを頂きました。
旧市街から南方面へぶーらぶら。
ポーランド国立オペラ座バレエ団の本拠地に指定されている劇場。
大劇場 Moniuszko Auditorium の舞台サイズは世界最大級を誇ります。
小さなロビーしか入れず残念でしたがオペラとバレエの歴史博物館とかあればいいのにと思いました。
次回は公演を見に来たいですね。
ワルシャワ旧市街に建つレンガ造りのカトリックの教会。
ポーランド王国の時代から国王の戴冠式や重要な宗教行事が執り行われてきた歴史的な建物。
偶然居合わせたコンサートイベントでパイプオルガンの音色を聴くことができました。
ヨーロッパの教会巡りは大好きです。
ポーランド建築巡り3日目
ワルシャワ最大の広さを誇る公園 ワジェンキ公園 に到着しました。
なんとリスくんが近付いてきました!
ワジェンキ公園は栗の木が豊富で、リスくんが沢山住んでいます。
オランダ人建築家 Tylman van Gameren が設計したワジェンキ公園の湖に浮かぶ宮殿。
元々宮殿の敷地に浴場が存在したことからワジェンキという名前が付けられています。
広大な自然を独り占めしながら素敵な芸術品に囲まれる暮らしを妄想しました。
宮殿内の石像と一緒にハイチーズ(^囚^)
池の上に浮かぶワジェンキ宮殿は撮影必須です。
ワルシャワ中心部のコシコバ通りに面した世界中の料理が楽しめるマーケットホール。
植物や曲線の装飾と鉄やガラスなどの近代的な素材を用いたアール・ヌーヴォー様式の建物。
こんな建築が近所にあったら毎週末通って複数の店舗をはしごしてしまいそうです。
良さげなお店が沢山あります。
調理中の様子を間近に見ることができるオープンキッチン。
ダクトや配管が剥き出しの空間に黒い家具を配置したシックな内装。
体に良さそうな野菜スープ。
体に良さそうなリゾット。
甘いミルフィーユを頂きました。
建築・機械設計・電気工学・土木工学・農業工学などの学科を持つワルシャワ工科大学の校舎。
1915年にポーランド初の技術大学として開校。
企業説明会のようなイベントが行われていて多国籍な人々が出入りし賑わっていました。
こんなに可愛い校舎なら毎日通いたくなりますね。
ポーランド建築巡り4日目
束の間の晴れた朝。
歴史的地区にあるザムコビ広場に到着しました。
ワルシャワの王子 Kazimierz I 以降歴代のポーランド国王が居住していた宮殿。
王家と議会の会合が行われる場所として行政と文化の中心地となりました。
家に持って帰りたくなる胸キュンの調度品たちにすっかり心奪われました。
王宮内の鏡でハイチーズ(^囚^)
リングとスタンプのコレクション。
シルバージュエリーのコレクション。
ブリブリの宝石が付いた可愛いケース。
ワルシャワ王宮の麓に建つ銅板の屋根で覆われた宮殿。
フランス国王のルイ18世やナポレオン1世など世界のVIPを迎えるサロンとしても有名になりました。
見学エリアの規模が小さいせいか訪れる人が少なくほぼ貸切状態で楽しめました。
旧市街をぶーらぶら。
素材の味と栄養価を最大限維持したポーランド料理を提供するレストラン Warszawski Sznyt でランチ。
素敵なテラス席もあります。
店内ももちろん素敵。
体に良さそうな野菜スープ。
体に良さそうなリゾット。
甘いチョコレートケーキを頂きました。
9月のワルシャワは思いのほか寒いため、ショッピングモールでダウンを購入しました。
Zara Home の素敵なウィンドウをパシャリ。
早めに宿に戻り人生初の Uber Eats で夕食を取りました。
ポーランド建築巡り5日目
ポーランド最長の長さを誇るヴィスワ川の畔りに建つ科学センター。
自然の地形を描写したデザインとアースカラーで建物全体を統一。
体験型の展示で目を輝かせて遊ぶ子供たちにパワーをもらいました。
1860年に設立された芸術奨励協会TZSPの本部として建設された施設。
階段の吹き抜けや展示室の天井は様々なバリエーションのモールディングで縁取られています。
現代アートと油彩画を中心とした展示をゆっくりと楽しめました。
具沢山のジェノベーゼを頂きました。
ポーランドが誇る偉大な作曲家兼ピアニストのフレデリック・ショパンの博物館。
ショパン直筆の原稿や文書に加え写真・彫刻・ピアノなどのコレクションを展示。
音楽関係の仕事をしてそうな外国人訪問者が多く見受けられました。
フレデリック・ショパン博物館向かいのレストラン TAMKA 43 で休憩。
楽譜柄のパーカーを着たショパンがお出迎え。
ショパンの曲が流れる心地良い店内。
寒さを乗り切るには丁度良い?甘々のケーキとコーヒーを頂きました。
ポーランド建築巡り6日目
天然ガスと原油の探鉱・生産・貿易をおこなう上場企業PGNiGが運営する博物館。
かつてワルシャワガス工場として使用されていた複合施設のうち最も古いレンガ造りの建物。
Googlemapで写真を見て思い付きで行ってみたのが大正解でした。
バジルの鉢が彩る店内。
ステーキと焼き野菜のプレートを頂きました。
ソビエト社会主義共和国連邦の第2代最高指導者ヨシフ・スターリンがポーランドに寄贈した宮殿。
社会主義の発展と革命の達成を摩天楼で表現し労働者を鼓舞することを目的としたスターリン様式の建物。
冷たい雨風が吹き付ける中外周やテラスの撮影を頑張りました。
30階のテラスからの眺め。
ポーランド建築巡り7日目
せっかくワルシャワまで来たし良いホテルに泊まっておきたくなったので移動。
明るいロビー。
オシャレなバーとレストラン。
エレベーターから街を見下ろすなど。
アーリーチェックインできて良かった♪
フカフカのオフトゥンが2つ。
何十年と大事に使われていきそうな素敵なバスルーム。
部屋の窓からは向かいのオフィスビルで働いてる人たちが見えました。
1683年の第二次ウィーン包囲で勝利し名を馳せたポーランド国王ヤン3世ソビエスキの宮殿。
当初はソビエスキ家が過ごす夏の別荘として建設された建物。
華やかな建築・調度品・宝飾品・庭園が一気見できる宮殿巡りにハマりそうです。
東側の庭園をぶーらぶら。
ビラノフスキエ湖のほとりから素敵な写真が撮れました。
アーティストのライブなどイベント会場としても使用されています。
エビ・ムール貝・トマトのタリアテッレを頂きました。
1944年のワルシャワ蜂起でナチスドイツ軍に抵抗したワルシャワ市民の勇気を称える記念碑。
ナチスドイツ軍の反撃を受け63日間で約20万人もの死者を出しました。
悪に怯まず命懸けで戦った先人たちの歴史を知り自分もこうありたいと強く思いました。
無謀な戦いだと分かっていても、戦わなければいけない時がある。
ホテル1階のレストラン FUSION でディナー。
極東のエキゾチックな料理と西洋の精巧な料理を組み合わせた創作料理を提供しています。
エビ・チンゲン菜・生姜・ライムの焼きうどん。
ラズベリーソースのかかった甘いデザートを頂きました。
ポーランド建築巡り8日目
やはりホテルの温かい朝食は良いですね。
お土産を買いに出発!
まだ朝早いので人通りも少なめ。
ワルシャワ中央駅に到着。
キレイな駅構内。
ポーランドはタクシー料金が安いので結局一度も電車に乗らず(笑)
駅構内にあるお土産屋さん Folkstar Warszawa Śródmieście へ。
とっても可愛い花柄のマグカップを購入しました。
夕方のフライトに乗るべく空港へ。
中東諸国の夜景が美しい夜のフライトを経て帰国。
まとめ
戦争で破壊された街や建築を精巧に復元したり新しく再建してきた努力の国ポーランド。
今ある平和な日常はその昔沢山の人々が血を流し歴史を作ってきた上で成り立っている。
私たち現代人はそれを決して忘れてはいけないと強く思う建築旅行でした。