ジム・トンプソン・ハウス（Jim Thompson House）

タイのシルクを世界に広めたアメリカ人実業家のジム・トンプソンの住宅。

プリンストン大学を卒業し住宅の設計や舞台衣装のデザインに携わったジム。

第二次世界大戦で陸軍士官を務めた後にバンコクに移住しタイの文化とシルクの美しさに魅了されました。

原材料の生産からシルク製品の製造まで全ての工程を改革したジム。

アメリカで築いた人脈を活かしてタイのシルクを世界中に普及しました。

タイの伝統家屋である高床式住宅のルアン・タイ（Ruean Thai）を6軒取り寄せたジム。

世界各地で集めた材料を用いて扉・窓・家具などを自由にカスタマイズ。

タイの伝統文化を愛しつつオリジナルであることを好むジムのこだわりが詰まった家です。

1950年代から1960年代にかけて東南アジアで収集されたコレクションを展示しています。

タイに継続的な豊かさをもたらす工芸品産業を生み出したジムの功績とセンスを知る建築です。