【期間】2019年12月30日(月)から2020年1月7日(火)の7泊9日
【費用】航空代金&宿泊料20万円+現地出費13万円=合計33万円
UAEのドバイ首長国・アブダビ首長国へ建築旅行に行ってきました。
今後UAEへ行く方の参考になるよう、訪れた建築の概要・街の様子・グルメ情報などをまとめています。
【期間】2019年12月30日(月)から2020年1月7日(火)の7泊9日
【費用】航空代金&宿泊料20万円+現地出費13万円=合計33万円
UAEのドバイ首長国・アブダビ首長国へ建築旅行に行ってきました。
今後UAEへ行く方の参考になるよう、訪れた建築の概要・街の様子・グルメ情報などをまとめています。
成田空港から運航する エティハド航空 に乗ってUAEへ。
約12時間のフライトを経てアブダビ首長国にある アブダビ国際空港 に到着。
到着ロビーの両替所で3万円ほど両替したところ・・・、レートが悪過ぎる!!!
※良い子は絶対に空港で両替しないでください、アブダビの両替は大きなショッピングモールがベストです。
ロータリーでUberの到着を待ちます。
夜中の1時半頃に今回の宿泊先 Centro Capital Centre に到着。
السلام عليكم(アッサラーム・アライクム)♪
良質な眠りを誘うキングサイズベッド。
バスタブがないのが少々不便です。
※隣の宿泊客が奏でる楽器と歌がうるさく眠れなかったため、翌日別の部屋に移動しました。
中東の朝の名物「ザ・霧」
Uberに乗って早速UAE建築巡りに出発!
とある目的地のビジターセンターに到着、ここから専用のバスに乗って広大な敷地を移動します。
[アブダビ建築1]カスル・アル・ワタン
アラビアの歴史・文化・芸術を伝える資料や作品を展示する白い宮殿。
花崗岩と石灰岩で作られた白い外観はUAEの平和と純度を象徴しています。
床や内装を彩る幾何学模様の美しさに色んなインスピレーションが湧きました。
中央部の大ホールで撮影した1枚。
今日の夜中にアブダビに無事到着✈️#UAE建築巡り2020 をスタートしました
— Ikue世界建築巡りSEOコンサル (@ikue_21) December 31, 2019
今回の滞在は約1週間、アブダビ・ドバイ・アルアインを巡る予定です
それではよいお年をお迎えくださいませ pic.twitter.com/pWt0108QUp
[アブダビ建築2]エミレーツ宮殿
香港に拠点を置くマンダリン・オリエンタルホテルグループの高級ホテル。
世界で3番目に高額な建設費を費やして贅を尽くした建物が建設されました。
毎日どのくらいのお金が動いてるのか考えてしまうほど贅沢な空間でした。
昼食を食べにプライベートビーチにあるタパス料理店 Breeze Lounge へ。
フルーツジュースとミニバーガーセットを頂きました。
美しい海を眺めていると何かが近づいて来る気配が・・・!
ラクダさんを間近で見ることができて大興奮です(^ω^)
#UAE建築巡り2020
— Ikue世界建築巡りSEOコンサル (@ikue_21) January 1, 2020
【1日目】
「Emirates Palace」
プライベートビーチの様子 pic.twitter.com/iwVfa1yROc
[アブダビ建築3]エティハド・タワーズ
高さ300メートル以上の5つの高層ビルからなる複合施設。
低層階には高級志向の商業施設と世界中の料理が楽しめる飲食店があります。
青空に映えるツルッとした鏡面の外観が何とも上品でした。
[アブダビ建築4]ADNOC本部
1971年に設立したアブダビ国営石油会社(Abu Dhabi National Oil Company)の本部。
花崗岩の外壁に映る雲の影に時の移ろいを感じます。
白い壁に映る雲の影と凛とした存在感に心奪われました。
[アブダビ建築5]創設者記念碑
UAE初代大統領の Sheikh Zayed bin Sultan Al Nahyan の功績を称える記念碑。
シェイク・ザイードの3次元の肖像が浮かび上がる仕掛けです。
アブダビの夕日を背景に趣のある写真が沢山撮れました。
[アブダビ建築6]ルーヴル・アブダビ
フランスのルーブル美術館と提携し古今東西の作品を展示する美術館。
7,850個の開口部から差し込む自然光が神秘的な体験をもたらします。
新年最初の建築巡りに相応しいAmazingな空間でした。
プール側から撮影したパノラマビュー。
光と影が美しい広場で撮影した1枚。
#UAE建築巡り2020
— Ikue世界建築巡りSEOコンサル (@ikue_21) January 2, 2020
【2日目】
「Louvre Abu Dhabi」
光があって影があるから美しい、広場の様子✨ pic.twitter.com/qrCI58uezD
[アブダビ建築7]カスル・アル・ホスン
アブダビの首長家のナヒヤーン家(Al Nahyan family)の元邸宅。
2018年からアブダビの歴史と文化を伝える博物館として一般公開されています。
伝統的な家具・生活用品・身飾品の展示を通してアラブ人の生活について学びました。
ガイドの Raad Mohammed さんから「一緒に写真撮って♥」と言われて撮影した1枚。
[アブダビ建築8]アンダーズ・キャピタル・ゲート
ADNEC(Abu Dhabi National Exhibition Centre)が所有する高さ160メートル・35階建ての高層ビル。
西に18度傾く世界一の斜塔として2010年にギネス世界記録に登録されました。
ビルの麓から見上げる光景は何ともスリル満点でした。
昼食兼夕食を食べに18階にある地中海料理店 18 Degrees へ。
何ということでしょう!!!
アラビア湾に囲まれたアブダビの街並みの絶景が広がっています。
素敵なテラス席で撮影した1枚。
オレンジのカクテルとエビのパスタを頂きました。
#UAE建築巡り2020
— Ikue世界建築巡りSEOコンサル (@ikue_21) January 2, 2020
【2日目】
「Andaz Capital Gate」
レストランから眺める夕暮れ時のアブダビ pic.twitter.com/Rd7rb4oMS9
早起きしてとある目的地のゲートに到着。
エレベーターで地下に潜ります。
アラブの民族衣装を販売する店舗が並んでいます。
Web予約のチェックインとセキュリティチェックを済ませます。
長ーーーい動く歩道をひたすら歩くこと約10分。
目的地がある地上出口に到着しました。
[アブダビ建築9]シェイク・ザイード・グランド・モスク
イスラム文明の建築様式を取り入れた約50,000人を収容する世界最大級のモスク。
モロッコ・アンダルシア・オスマン帝国の建築様式を融合しモスクを建設しました。
床・柱・絨毯を彩る花々に胸がキュンキュンしました。
この日のために購入した民族衣装のアバヤを着て撮影した1枚。
女性は肌や髪の毛を露出しない厳しいドレスコードが求められます。
[アブダビ建築10]ワハト・アル・カラマ
UAEの国家統一のために命を捧げた人々を追悼する記念公園。
インタラクティブな展示でヒーローたちと記念碑の物語を伝えています。
観光客も少なく一人でゆっくり内省するのにオススメの場所でした。
昼食を食べに Anantara Eastern Mangroves Hotel へ。
السلام عليكم(アッサラーム・アライクム)♪
アラビックコーヒーとデーツ(Date)と呼ばれるナツメヤシのお菓子でおもてなしを受けるなど。
立派なクリスマスツリーとハイチーズ(^o^)
北側のテラスへ。
対岸には豊かな生態系が息づく マングローブ国立公園 があります。
船・水上バス・水上バイク・ボートなどのマリンスポーツが体験できます。
屋外のレストラン The Pool Deck でカクテルとチキンを頂きました。
[アブダビ建築11]ヤス・マリーナ・サーキット
世界最高クラスのモータースポーツイベントが開催されるサーキット。
サイクリング・ランニング・ウォーキングなどのフィットネスイベントも開催されています。
ライセンス取得やゴーカート体験もできるので車好きにはオススメのスポットです。
#UAE建築巡り2020
— Ikue世界建築巡りSEOコンサル (@ikue_21) January 4, 2020
【4日目】
「Yas Marina Circuit」
バイクの音に興奮する週末 pic.twitter.com/GeAEeQdfOC
[アブダビ建築12]フェラーリ・ワールド・アブダビ
高級車ブランドのフェラーリが運営する世界最大級の屋内テーマパーク。
フェラーリの赤い車体としなやかなフォルムをデザインした巨大な屋根が特徴。
約9,000円の入場料を払うとスリル満点のアトラクションが体験できますが、私は無理なので入りませんでしたw
周辺には Warner Bros. World™ Abu Dhabi などの娯楽施設や商業施設があるので興味がある方は巡ってみてくださいね。
[アブダビ建築13]Wアブダビ・ヤス島
アメリカに拠点を置くマリオット・インターナショナルの高級ホテル。
ヨットやモーターボートが停泊するヤス・マリーナに泳ぐ魚のような姿をしています。
このような5つ星の高級ホテルに躊躇なく宿泊できる日を夢見ています。
昼食を食べに1階にある多国籍レストラン GARAGE へ。
السلام عليكم(アッサラーム・アライクム)♪
和食・洋食・中華など世界中の料理が味わえる場所。
バラエティ豊かなインテリアでどの席に座ろうか迷ってしまいます。
ストロベリーネグローニとサーモンロールをオーダー。
追加で肉餃子を頂きました。
宿泊先のホテルに戻って休憩しに屋上へ。
中東の夕焼けに癒しのひと時を過ごしました。
早起きしてUberに乗り込みます。
アブダビから北東へ走り続けること約1時間半。
今日は日帰りでドバイ建築巡りを楽しみます!!!
アブダビとドバイの行き来はタクシーかバスの二択です。
バスは低コストですが、指定の場所で乗り降りしなきゃいけない、所要時間が約2時間半かかる、などの理由で遠慮しました。
世界最大のショッピングモール ドバイモール に到着。
とにかく広いので迷ってしまいます。
とある目的地の入り口に到着。
受付でWeb予約したチケットを受け取ります。
[ドバイ建築1]ブルジュ・ハリファ
プラチナのように輝く高さ828メートル・160階建ての世界最大の超高層ビル。
砂漠に咲く白い花のスパイダーリリーを抽象化した構造。
世界一を求めて訪れる人々を見て、世界一のモノづくりにこだわるドバイの戦略に感銘を受けました。
朝食を食べに1階にあるカフェへ。
カフェラテとクロワッサンを頂きました。
#UAE建築巡り2020
— Ikue世界建築巡りSEOコンサル (@ikue_21) January 5, 2020
【5日目】
「Burj Khalīfah」
Burj Khalīfah Lake とドバイモールの様子⛲️ pic.twitter.com/FYnMMciB5t
ドバイ中心部をぶーらぶら。
建設ラッシュはまだまだ続きそうです。
[ドバイ建築2]ザ・オーパス
UAEに拠点を置くデベロッパーのオミヤットの複合施設。
中心部に曲線上の空洞がある立方体の建物を建設。
やっぱりザハにはダイナミックなプロジェクトがよく似合います。
[ドバイ建築3]エティハド美術館
1971年にUAEを建国した場所に建つUAEの歴史を紹介する博物館。
7つの首長国の統一に交わされた協定書をイメージした外観。
周りやすい作品数で今回訪れたドバイ建築の中で個人的満足度No.1でした。
隣接する記念公園ではキレイな鳥類や蝶類に出会えます。
[ドバイ建築4]アルセルカル・アベニュー
不動産業を営むアブデルモネム・ビン・エイサ・アルセルカル(Abdelmonem Bin Eisa Alserkal)が創設した文化施設。
25のアートギャラリーと飲食店・コワーキングスペース・イベントスペースを収容。
近所にこんな施設があったら毎日余裕で入り浸ります。
昼食を食べにレーン1にある焙煎コーヒー店 Nightjar Coffee Roasters へ。
السلام عليكم(アッサラーム・アライクム)♪
国際色豊かな店内の様子。
アイスティーの種類が多くて迷っていたら試飲を頂くなど。
アイスティー・ローストチキン・ポテトを頂きました。
休憩しにレーン1にあるビーガン料理店 Wild & The Moon Alserkal へ。
السلام عليكم(アッサラーム・アライクム)♪
店員さんおすすめの赤いコールドプレスジュースを頂きました。
早起きして モーニング砂漠サファリツアー へ出発!!!
ラクダさんに餌をあげて触れ合える休憩所に到着。
茶色いラクダさんとスリーショット(^ω^)
白いラクダさんもいます(^ω^)
砂漠のドライブ中に遭遇したお散歩中のラクダさん(^ω^)
#UAE建築巡り2020
— Ikue世界建築巡りSEOコンサル (@ikue_21) January 6, 2020
【6日目】
pic.twitter.com/cFe8uailph
バッシングの車酔いに泣かされながら目的地に到着。
自然が作り出した美しい造形に言葉を失います。
#UAE建築巡り2020
— Ikue世界建築巡りSEOコンサル (@ikue_21) January 6, 2020
【6日目】
360度砂の世界 pic.twitter.com/BK1D1sUTP3
風が強くて砂が目に入るのでサングラスは必須アイテムであることをお伝えします。
非日常の瞬間を噛みしめるひと時。
ツアーガイドのお兄さんとハイチーズ(^o^)
ツアー参加者のサポートや写真撮影に熱心な方でした。
砂漠のオアシスへ移動。
夜はナイトツアーの宴会場に変身する場所です。
いよいよ待ちに待ったメインイベントのラクダライドの時間です!!!
はじめましてラクダさん、短い時間だけどよろしくね~(^ω^)
前方の韓国ギャルとやたら距離を詰めたがる私のラクダさん。
楽しい時間と素敵な思い出をどうもありがとう(^ω^)
[アブダビ建築14]マナラット・アル・サアディヤット
アブダビのアートと文化活動を促進する文化施設。
3つのギャラリーを中心に現代アートの企画展を開催しています。
観光客も少なくほぼ貸し切りでアート鑑賞を楽しめました。
昼食を食べに1階にあるイタリア料理店 LARTE Cafee & Ristorante へ。
ミラノ中心部がコンセプトのクール店内はどの席に座ろうか迷ってしまいます。
ロゼワインとシーフードのパスタを頂きました。
夕食を食べにホテル1階にあるレストラン c.taste へ。
السلام عليكم(アッサラーム・アライクム)♪
パイナップルジュースとラムチョップを頂きました。
[アブダビ建築15]アム・アル・イマラート・パーク
敷地面積14.5ヘクタールのアブダビ最大級かつ最古の都市公園。
円形劇場の前に広がる広大な芝生はスポーツやフィットネスのイベントに使用されています。
地元のファミリーが過ごす憩いの場で最終日をゆっくり過ごせました。
昼食を食べにメインゲート付近にあるレストラン Parker's へ。
السلام عليكم(アッサラーム・アライクム)♪
ストロベリージュースとグラタン風パスタを頂きました。
楽し過ぎた1週間に後ろ髪を引かれながらUAEを後にしました。
今回の戦利品はエキゾチックなデザインのストールです。
一人当たりの国民所得が世界トップクラスの国UAE。
貿易や金融で財を成すドバイと、石油の輸出で財を成すアブダビ。
石油資本を元手に、収益性の高い建築の建設に投資することで海外資本を取り込み、更なる経済成長へと繋げている。
物価が高いUAEを旅して感じた日本がやるべき経済政策はズバリ値上げ。
観光客は「そこにしか無い魅力的なもの」があれば足を運ぶ、「せっかく来たから」という思いでお金を使って楽しむ。
外国人観光客に上手にお金を使わせるUAEの経済戦略を学ぶ建築旅行でした。
この旅行記を執筆している2020年の春、新型コロナウイルスの感染拡大により世界中が前代未聞の緊急事態下に置かれています。
時の経過とともにウイルスは終息し、ワクチンも開発され抗体を持つことができます。
しかし、コロナ騒動が人々に植え付けた恐怖心と、コロナ騒動が生み出した分断は、そう簡単には消えないでしょう。
現在、観光業を支えている沢山の企業が存続の危機に瀕しています。
短期での経済回復は難しいですが、感染症対策が整うにつれ国内需要から徐々に回復していくでしょう。
アフターコロナの航空業界は、三密回避のために搭乗者数が制限され、海外渡航のハードルは高くなると予測されています。
海外渡航を要する職種の人たちはもちろん、建築旅行を生きがいにしている管理人にとっても死活問題です。
様々な業界の権威者が未来予測をしていますが、予測はあくまで予測であり、未来のことは誰にも分かりません。
正解がない世の中で大切なのは、「自分はどうしたいのか?」ということです。
私たち一人ひとりが、自分が望む状態を明確化し、目標達成に向けた行動を積み重ねることで未来を変えていくしかありません。
新型コロナウイルスの驚異に直面した今、改めて伝えたいのは次の2点です。
「行きたいところには、行けるうちに行くこと。」
「会いたい人には、会えるうちに会うこと。」
いつでもどこへでも行ける状態は、決して当たり前ではない。
だからこそ、時間の使い方を大切に、一瞬一瞬を大切にして生きていきたいと思っています。
世界建築巡りは、インフォメーションアーキテクトの山田育栄が訪れた世界の建築やプロジェクトなどの情報を紹介するサイトです。
建築学生や建築関係者はもちろん、国内外へ旅行する方などにも見ていただきたいと思っています。
一人でも多くの人に世界へ足を運んでほしい。
建築に触れると同時に、人との出会いや自己の発見といったかけがえのない機会に遭遇するでしょう。
インターネットの発達により世界中の情報を知ることはできますが、実体験に勝るものはありません。
このサイトが、訪れる国をより楽しむためのガイドブックになれば幸いです。
建築旅行記の出版、展覧会・イベントの企画、建築設計事務所のサイト制作&改善などを手掛けたいと思っています。
世界建築巡りの世界観に賛同いただける方からのご連絡お待ちしています☆
© 2014- 世界建築巡り Ikue Yamada