カタール建築巡り2018

【期間】2017年12月30日(土)から2018年1月6日(土)の6泊7日
【費用】航空代金&宿泊料13万円+現地出費5万円=合計18万円
カタールのドーハとライヤーンへ建築旅行に行ってきました。
今後カタールへ行く方の参考になるよう、訪れた建築の概要・街の様子・グルメ情報などをまとめています。
カタール建築巡り1日目


タクシー乗り場でUberを呼びドーハ市内へ。

絶賛工事中のジャン・ヌーヴェル設計のカタール国立博物館が見えてきました。


ウェルカムドリンクと一緒に快く迎えてくれました。

シングル向けのコンパクトなベッドルーム。

浴槽付きは嬉しいですね。

ベランダからの眺め。

白いオフィスビル群に囲まれた立地。

2022年のFIFAワールドカップに向けてあちこちでインフラ工事中です。

ホテルのプールはWebの掲載写真と印象が随分違いました(笑)

展覧会・書籍配布・礼拝堂見学などを通してイスラム教の基礎知識を伝える施設。
美しい幾何学模様が外壁の窓や内部のインテリアを彩ります。
お茶を出してくれたり立派なパンフレットをもらったりスタッフがやたら親切でした。

日本が好きで日本語が話せるお姉さんにアラブ人の民族衣装アバヤを着させてもらい礼拝堂を見学しました。

交通量の多い Banks Street を横断。

ドーハの伝統的な野外市場スーク・ワキーフへ。

12月末の日中の気温は25度前後のカタール。

湿気が少ないので日陰に入ると良い感じ。

街に人が集まり出すのは涼しい夕方以降。

人混みが苦手な方は日中の散策がオススメです(笑)


ランチコースは約1,500円とリーズナブル。

2フロアーに450席を収容する広い店内。

壁には沢山の調度品が飾られまるで美術館のよう。

1つ1つにオーナーの思い出が詰まっているのでしょうか。

チキンの煮込み的なものを頂きました。

カタールの伝統工芸品をはじめ地元の日常生活を記録した写真や絵画を展示する博物館。
1880年に当時カタールを占領していたオスマン帝国が警察署として建設。
改装中で中に入れず日陰のない過酷な?状況下で外観のみの撮影に励みました。

ホテルのベランダからの夜景。

年末年始があまり関係ない国なので大晦日の実感なく就寝しました。
カタール建築巡り2日目

新年最初の食事はホテルのレストランで。

ビュッフェの品揃えはまぁまぁ。

他に宿泊客はいるのかと不安になる空き具合(笑)

ビュッフェ代は約3,000円するので小食の人は元が取れません。

新年最初の建築巡りに出発!

早朝は霧がやや濃いめです。

カタールの文化遺産とパブリックアートを管理するカタール・ミュージアムが運営するギャラリー。
村上隆やダミアン・ハーストなど世界的芸術家を招いた個展も開催しています。
家具や車など有名なドイツプロダクトが勢揃いした充実の展示を楽しめました。

湾岸の埋め立て地 Doha Port 内の緑の公園 Mia Park へ。

背後から忍び寄る気配が。

非常にキレイな毛並みのネコさんです。

オイルマネーで潤っている国だからか野良猫にも品が漂います。

緑の芝生を駆け抜けるネコさん。

カタール色のパンツにスリスリするネコさん。

Doha Port を案内してくれるネコさん。

かなりモデル慣れしているようです。

北側には Doha Port の先端に建つスチールのオベリスク。

北西には高層ビルが立ち並ぶアル・ダフナ地区。

西側にはペルシャ湾に漂う木造船を一望できます。

イスラム文化圏から収集されたコレクションを展示する美術館。
古典的なイスラム建築とエジプトのイブン・トゥールーン・モスクにインスピレーションを受けています。
ジュエリーの展示も豊富でジュエリー大好きの管理人にはたまらない空間でした。

カタールの文化的なアイデンティティを現代に伝える4つの建物で構成された美術館。
カタールの過去・現在・未来を語る資料を幅広く展示しています。
お庭で休む人や鳥がチラホラいる天国のようなのどかさにほっこりしました。

美術館の隣にこれまた素敵な建物を発見。

美術館と同じ設計者がデザインしたモスクです。

美しく輝くゴールドの内装を入り口からチラ見。

モスク横の木陰で一休み。

カタール建築巡り3日目

カタールの教育・科学・研究・コミュニティ開発を推進するカタール財団が運営する図書館。
建物の2つの角を持ち上げスロープを設け図書館中心部へのアクセスを容易にしました。
建築のインパクトもさることながら写真集並みの立派なガイドブックも頂けて大満足でした。

カタールの教育・科学・研究・コミュニティ開発を推進するカタール財団の本部。
建物の7階にある切り込みはテラスとなりエデュケーション・シティの眺望を360度見渡せます。
1Fのみ見学可能で中では石油王風な男性達がビジネスの話に励んでいました。

カタールの教育・科学・研究・コミュニティ開発を推進するカタール財団が運営する多目的施設。
米国グリーンビルディング協議会のプログラムLEEDに参加しエネルギー削減に積極的に取り組んでいます。
何もイベントがない日でしたが自由に見学&撮影OKで隅々まで歩き周りました。

カフェ・レストランでピザを頂きました。

夕日が美しいスーク・ワキーフへ。

まだまだ人は少なめ。

陽が落ちてからが本番といったところでしょうか。

カタール国王?の顔が描かれた旗が彩りを加える通り。

狭いケージにインコなどのペットが入れられてて見るのが辛い通り。

お土産にピッタリの調度品を販売している通り。

伝統的な織物や衣装を販売している通り。

お金に余裕がある方はゴールド・スークと呼ばれるジュエリーショップへどうぞ。
カタール建築巡り4日目

ビジネスリーダー Sheikh Faisal Bin Qassim Al Thani のコレクションを保存&展示する美術館。
要塞として使用されていた建物を石造りの塔を備えた平屋の城に改装。
ドーハ中心部から40分かかる距離で車酔いしたり帰りのタクシーでボラれたりしたけど行って良かったです。

エキゾチックな鏡で自撮り。

カタールの教育・科学・研究・コミュニティ開発を推進するカタール財団が運営する美術館。
学校の校舎として使用されていた建物を改装。
開発地区に囲まれるように建ち道が分かりにくいせいか訪問者が少なめでほぼ貸し切りで楽しめました。


カフェで遅めのランチを頂きました。
カタール建築巡り5日目

Uberで街中を走っているとラクダに遭遇!

政府機関の施設を外周し警備しているそう。

ペルシャ湾沿いのアル・コーニッシュ・ストリートを散策。

北側に見えるのは高層ビルが立ち並ぶアル・ダフナ地区。

ズームイン!

高層ビルは離れた場所からの方が良い写真が撮れますね。

カタール国7代目首長 Sheikh Hamad Bin Khalifa Al Thani が支援する美術館。
消防署として使用されていた建物を改装。
美術館慣れしてない人でもサクッと楽しめる小規模な展示でした。


体に良さそうなキャロットケーキとコーヒーを頂きました。

175,000平方メートルの敷地に最大3万人が収容可能な大型モスク。
中庭を囲む回廊を幾何学模様の格子と金色のシャンデリアが彩ります。
もう充分キレイなのにスタッフが何度も往復し掃除する姿が印象的でした。

アラブ人の民族衣装アバヤを着させてもらい礼拝堂を見学しました。

奇抜な高層オフィスビルが建ち並ぶアル・ダフナ地区へ。

ビルの麓は沢山の車が行き交い建物の建設も続々と行われていて騒音が大きめ(笑)

好き嫌いはともかくザ・中東の現代都市を体感しました。


お菓子屋さんのCHOPIN。

お土産用のチョコレートとナッツを購入しました。


天井が高く開放感溢れる店内。

あっさりとした鶏ガラの麺を頂きました。
カタール建築巡り6日目

カタールの教育・科学・研究・コミュニティ開発を推進するカタール財団が運営する多目的施設。
広場をコの字型に囲うエキゾチックな模様の通路。
カタールは金曜日が休日で人がおらずゆったりと撮影ができました。

セレモニアル・コートの北側に伸びる Green Spine と呼ばれる芝生の長い歩道を散歩。

カタール国立図書館の側にネコさんを発見!

シャイなネコさんで立ち去ってしまいました。


ザ・リッツ・カールトン・ドーハが運営しています。

風が気持ち良いテラス席へ。

白いボートが沢山泊まっています。

思ってた印象とは大分違う感じのバケツいっぱいのチキンを頼んでしまいました。

レストラン付近をぶーらぶら。

マリンスポーツを楽しむ観光客に手を振られるなど。

1月にマリンスポーツを楽しむとかとっても贅沢で良いですね!

暇を持て余してスーク・ワキーフへ。

アート作品の販売店 スーク・ワキーフ・アート・センター に入店。

どこかアジアンテイストな内装。

休憩時間だったのか人が誰もいませんでした。

夜はルームサービスを頼んでゆっくり過ごしました。
カタール建築巡り7日目

超早起きして4時にハマド国際空港に到着。

7時のフライトまで時間は充分♪

ハマド国際空港は店舗数が多く仮眠ルームもあるので助かります。


まとめ

素敵な建築を訪れるたびに故郷を離れて働く沢山の外国人労働者の親切なサービスを受けたカタール。
人口減に直面する日本が今後外国人労働者の受け入れと共存をどうハンドリングしていくのか。
続々と建つ華やかな建築を通して建築以外のことを考えさせられる建築旅行でした。