ガラタ塔(Galata Tower)
ガラタ塔について
ガラタ塔は、ガラタ城壁の最高地点に建設された監視塔です。
6世紀頃、東ローマ帝国の第2代皇帝ユスティニアヌス1世によって建設されました。
1204年、フランスの諸侯とヴェネツィアを中心に行われた第4回十字軍によって破壊されました。
1267年、イスタンブールのガラタ地区はジェノヴァ共和国の植民地となりました。
1348年、ロマネスク様式で再建された石造りの塔は、「キリストの塔」と名付けられました。
オスマン帝国時代に地下牢として使用された後、敵陣を偵察するための火見櫓(ひのみやぐら)に転用されました。
地震や火災で被害を受けたガラタ塔は、オスマン帝国時代に何度も改修されました。
廃墟と化していた塔は、1960年代にイスタンブール市によって修復され、2020年に博物館として一般公開されました。
博物館では、約1500年にわたるイスタンブールの歴史を反映した展示品が見られます。
ガラタ塔は9階建てで、頂上の装飾を除いた高さは62.59m、外径は16.45m、内径は8.95m、壁の厚さは3.75mあります。