ベイレルベイ宮殿(Beylerbeyi Palace)
ベイレルベイ宮殿について
ベイレルベイ宮殿は、夏の離宮と迎賓館として使用されていたボスポラス海峡沿いに位置する宮殿です。
1829年、オスマン帝国の第30代皇帝マフムト2世が木造の宮殿を建設しましたが、後に火災で焼失しました。
1865年、オスマン帝国の第32代皇帝アブデュルアズィズによって再建されました。
オスマン帝国の第34代皇帝アブデュルハミト2世は、最後の6年間を宮殿で過ごし、1918年に亡くなりました。
地上2階・地下1階建ての宮殿には、24の部屋と6つのホールがあります。
宮殿のデザインは、西洋のバロック様式と東洋のオスマン様式が融合しています。
宮殿の天井には自然の絵が描かれており、床にはエジプト産の藁のマットが敷かれています。
宮殿の部屋と広間には、トルコのヘレケ絨毯、フランスのバカラ製クリスタルシャンデリア、世界各地から集められた花瓶が飾られています。
宮殿の庭園には、マフムト2世が建設したキオスクと呼ばれる離れがあり、プールと噴水が設置されています。