NUSババ・ハウス(NUS Baba House)
NUSババ・ハウスについて
NUSババ・ハウスは、東南アジアに移住してきた中国人とマレー人との間に生まれた民族のプラナカン(Peranakan)の歴史と文化を伝える博物館です。
博物館は、シンガポールの歴史が詰まったブレア・プレーン保護区に位置しています。
青いファサードが特徴的な建物は、プラナカンのウィー(Wee)一家の住宅として建設されました。
ウィー(Wee)一家が去った後に空家となっていた建物は、資産家のアグネス・タン・キム・ルイ(Agnes Tan Kim Lwi)から寄付を受けたシンガポール国立大学(NUS)が所有することになりました。
2006年に建物の修復を開始し、2008年9月よりNUSババ・ハウスの名称で博物館として公開されています。
現在は、シンガポール国立大学(NUS)、シンガポール都市再開発庁(URA)、シンガポール・プラナカン協会の三者によって保護・管理されています。
1階と2階では、2,000点以上の家具や日用品が展示されています。
3階のギャラリーでは、プラナカンに関する資料が展示されています。
ボランティアスタッフによるガイドツアーでは、住宅の歴史やブラナカンの文化を解説しています。
中国とマレーに西洋の文化をミックスした、プラナカン独自の文化を現代に伝える建築です。