イスタンブールの地下宮殿(Basilica Cistern)
設計 | 不明 |
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竣工 | 527年 |
住所 | Alemdar, Yerebatan Cd. 1/3, 34110 Fatih/İstanbul, Turkey[地図] |
アクセス | Sultanahmet 停留所 徒歩4分 |
公式サイト | イスタンブールの地下宮殿 |
予約 | Webチケット |
イスタンブールの地下宮殿について
イスタンブールの地下宮殿は、東ローマ帝国第2代皇帝ユスティニアヌス1世が建設した地下貯水槽です。
地下宮殿は、行政の中心である宮殿とその周辺の建物に水を供給するため、街の中心地に建設されました。
14世紀以降のオスマン帝国時代と、18世紀のオスマン帝国第23代皇帝アフメト3世の時代に、大規模な修復が行われました。
19世紀のオスマン帝国第34代皇帝アブデュルハミト2世の時代に、再び大規模な修復が行われ、世界最大規模の閉鎖型貯水槽となりました。
長さ140m・幅65m・広さは約1万㎡あり、高さ9mの大理石の柱336本で支えられています。
336本のうち98本の柱頭は、アカンサスの葉の装飾が特徴のコリント式で、残りは装飾のない荘重さが特徴のドーリア式を採用しています。
ほとんどの柱頭は貯水槽と同時期に作られましたが、一部は4世紀頃の柱頭が再利用されています。
最も有名な柱は、ギリシア神話に登場する蛇の女神「メデューサ」の頭部のレリーフが施された土台を持つものです。
蛇の柱(涙の柱、嘆きの柱)は、ギリシャのデルフィ市にあるアポローン神殿から運ばれた柱を再利用したと考えられています。