クーン・セン・ロード(Koon Seng Road)
設計 | 不明 |
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竣工 | 1920〜30年頃 |
住所 | Koon Seng Rd, Singapore 427020[地図] |
アクセス | Eunos 駅 徒歩18分 |
公式サイト | クーン・セン・ロード |
予約 | なし |
クーン・セン・ロードについて
クーン・セン・ロードは、シンガポールの歴史が詰まったカトン地区の通りです。
1934年、不動産業を営んでいたチョン・クーン・セン(Cheong Koon Seng)にちなんでその名が名付けられました。
かつてカトン地区には、東南アジアに移住してきた中国人とマレー人との間に生まれた民族のプラナカン(Peranakan)が住んでいました。
プラナカンは、中国、マレー、ヨーロッパを融合した文化を形成しました。
通りに建ち並ぶ色鮮やかな住宅は、ショップ・ハウス(Shop House)またはプラナカン・ハウス(Peranakan House)と呼ばれています。
複数の住戸が一連の建物で接続されている長屋で、1階は店舗、2階以上は住居として使用されていました。
狭い間口と深い奥行きの構造は、建設当時、間口の幅に比例して税金が課されていたためです。
建物の正面は、植物や幾何学模様の装飾、十二支の彫刻、イギリス製のタイルで彩られています。
色鮮やかな壁と扉、採光と通風を両立する縦型の窓、タイル張りの床は、プラナカン文化特有のデザインです。