サン・アグスティン教会(San Agustin Church)

設計 フアン・マシアス(Juan Macías)エンジェル・ナクピル(Angel Nakpil)
竣工 1607年
住所 General Luna St, Intramuros, Manila, 1002 Metro Manila, Philippines[地図
アクセス Manila City Hall 停留所 徒歩10分
公式サイト なし
予約 なし

サン・アグスティン教会について

サン・アグスティン教会​​は、聖アウグスチノ修道会の後援で建設されたローマ・カトリック教会です。
1571年にフィリピン北部のルソン島に最初の教会が建設されましたが、1574年のマニラの戦いでリマホン(Limahong)が率いる中国の海賊により破壊されました。
2番目建設された木造の教会は、1583年に第4代スペイン総督およびフィリピン総督兼艦長のゴンサロ・ロンキージョ・デ・ペニャロサ(Gonzalo Ronquillo de Peñalosa)​​の葬儀の際に、蝋燭の火が引火し焼失しました。
3番目に建設された現在の教会は、1607年に完成したフィリピン最古の石造りの教会です。
1854年、スペイン人建築家のルチアーノ・オリヴァー(Luciano Oliver)の設計で改修されました。
1863年の地震では、マニラ市にある公共建築物で唯一無傷だったと言われています。
1880年には、フィリピン北部のルソン島で起きたルソン地震の影響で、鐘楼に亀裂が入り修復されました。
後に鐘楼は撤去され、現在は基部のみが残っています。
1932年の火災では、隣接する修道院の一部が焼失しました。
1973年、エンジェル・ナクピル(Angel Nakpil)の設計で再建され、博物館としてオープンしました。
1976年、フィリピン政府によって国の重要文化財に指定されました。
1993年、「フィリピンのバロック様式教会群」の1つとしてユネスコの世界文化遺産に登録されました。
北西側のファサードには、イオニア式とコリント式の柱が4本ずつ見られます。
聖堂内の天井は、金色の絵画が描かれており、19世紀にフランスで制作されたクリスタルのシャンデリアが飾られています。
隣接する博物館には、宗教画/書物/祭服などが展示されています。

サン・アグスティン教会の写真

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