カサ・マニラ博物館(Casa Manila Museum)
カサ・マニラ博物館について
カサ・マニラ博物館は、スペイン統治時代に特権階級が住んでいた家屋を再現した博物館です。
1980年代、第10代フィリピン共和国大統領のフェルディナンド・エドラリン・マルコス(Ferdinand Edralin Marcos)夫人のイメルダ・マルコス(Imelda Marcos)によって建設されました。
外観は、1850年代にハボネロス通り(Jaboneros St.)に存在した、サン・ニコラス邸(San Nicolas House)を復元して建築されました。
コロニアル様式とネオ・ゴシック様式の邸宅から、当時の生活様式を見ることができます。
3階の大広間には、主にヨーロッパと中国から取り寄せた家具と調度品が設置されています。
天井からぶら下がる木の区切りには、カラドス(Calados)と呼ばれる透かし彫りが施されています。
大広間の奥には、オラトリオ(Oratorio)と呼ばれる祈祷室があり、ネオ・ゴシック様式の祭壇があります。
ダイニングルームには、ナラの一枚板で作られたテーブルと、18脚の木の椅子が設置されています。
東北側のパティオは、室内の温度を下げる効果があり、中国産の花崗岩の石畳が敷かれています。