ビノンド教会(Binondo Church)

設計 ドミンゴ・クルス・イ・ゴンザレス(Domingo Cruz y Gonzales​​)、フランシスコ・ロハス(Francisco Roxas)、フェリックス・ロハス(Felix Roxas​​)​​
竣工 1596年
住所 1006 Plaza Lorenzo Ruiz, Binondo, 1006 Metro Manila, Philippines[地図
アクセス Carriedo LRT 駅 徒歩13分
公式サイト なし
予約 なし

ビノンド教会について

ビノンド教会は、スペイン統治時代に改宗した中国人のために建設されたローマ・カトリックの教会です。
正式名称は、聖ロレンソ・ルイスの小聖堂および国立聖堂(Minor Basilica and National Shrine of Saint Lorenzo Ruiz)です。
ロレンソ・ルイス(Lorenzo Ruiz)は、中国人の父親とフィリピン人の母親の間に生まれた人物です。
ビノンド教会で修行した後、1987年にバチカン市国の教皇によって日本の十六殉教者の一人として列聖され、フィリピン初の聖人となりました。
1596年に建設された建物は、1645年に起きた地震の影響で倒壊しました。
1762年にはイギリス軍の攻撃を受け倒壊し、後に再建されました。
1781年、ドミンゴ・クルス・イ・ゴンザレス(Domingo Cruz y Gonzales​​)がドームを建設しました。
1852年、スペイン人建築家のフランシスコ・ロハス(Francisco Roxas)とフェリックス・ロハス(Felix Roxas​​)​​によって、花崗岩で作られた石造りの教会が​​再建されましたが、1863年と1880年に起きた地震や第二次世界大戦などの影響で倒壊しました。
南西側のファサードと八角形の鐘楼だけが、建設当初のものであると伝えられています。
鐘楼の頂上に存在した展望窓は、1863年の地震で倒壊しました。
教会内は、美しいステンドグラスや多彩なフレスコ画で飾り付けられています。
東北側の主祭壇は、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂(San Pietro Basilica)を模してデザインされています。

ビノンド教会の写真

フィリピンの建築一覧

フィリピンの素敵な歴史的建築と現代建築を紹介します。

フィリピン建築旅行記

世界建築巡りについて

世界建築巡りは、IA(情報アーキテクト)の山田育栄が訪れた世界の建築やプロジェクトなどの情報を紹介するサイトです。

建築学生や建築関係者はもちろん、国内外へ旅行する方などにも見ていただきたいと思っています。

一人でも多くの人に世界へ足を運んでほしい。

建築に触れると同時に、人との出会いや自己の発見といったかけがえのない機会に遭遇するでしょう。

インターネットの発達により世界中の情報を知ることはできますが、実体験に勝るものはありません。

このサイトが、訪れる国をより楽しむためのガイドブックになれば幸いです。

世界建築巡りの世界観に賛同いただけるスポンサー様も募集しています☆

詳細はこちら

山田育栄
上部へスクロール