バクララン教会(Baclaran Church)
バクララン教会について
バクララン教会は、フィリピン最大級の国立カトリック教会です。
1958年の建設以来、24時間年中無休で開館しています。
毎週水曜日は「バクラランの日」として知られ、多くの信者がミサに参加し混雑します。
当初、鐘楼の付いたより高い教会の建設が計画されていましたが、近くに空港があることから航空法の規制により実現しませんでした。
2015年、教会の西側にあるロハス通り(Roxas Boulevard)の側に鐘楼が建設されました。
鐘楼の四面には、聖像のモザイク画が設置されています。
建物のデザインは、10世紀末から12世紀にかけてヨーロッパで広まったロマネスク様式をモダンに解釈したモダン・ロマネスク様式を採用しています。
天井には、祈りの両手をイメージしたデザインが施されています。
席数は2,000席で、立席では11,000人を収容できます。
東側の主祭壇には、1906年にドイツから持ち込まれた聖母マリアの聖像画が飾られています。
2023年6月27日の聖母の祝日に、フィリピン国立博物館によって重要文化財に指定されました。