サイゴン・ノートルダム大聖堂（Notre Dame Cathedral of Saigon）

サイゴン・ノートルダム大聖堂は、フランス植民地時代に建設されたカトリックの大司教座大聖堂です。
パリのノートルダム大聖堂をモデルにしたデザインは、ゴシック様式とロマネスク様式が採用されています。
外壁の赤レンガは、フランスのトゥールーズで製造され、マルセイユ港を経由して輸入されました。
ファサードにはアーチ型の3つの入口があり、中央には9つの小さな窓からなる大きな丸窓があります。
ファサードの中央にある時計は、1887年にスイスで製造されたものです。
1895年、2つの鐘楼の上部に尖った鋼鉄の屋根が増築されました。
左側の鐘楼に4つ、右側の鐘楼に2つ設置されたブロンズ製の鐘は、1879年にフランスのボレー社（Bolley）が製作したものです。​​
​​尖塔の頂上には、高さ3.5m、幅2m、重さ600kgの十字架が設置されています。​
大聖堂は、高さが60.6m、幅が35m​​、奥行きが93mあります。
56枚のステンドグラスは、フランスのロラン社（Lorin）が製作したものです。​​
1962年、ローマ教皇が推奨する教会として小バシリカの称号を与えられました。