マラテ教会(Malate Church)

設計 聖アウグスチノ修道会(Order of Saint Augustine)
竣工 1588年、1864年
住所 2000 Del Pilar St, Malate, Manila, 1004 Metro Manila, Philippines[地図
アクセス Quintos Street 停留所 徒歩8分
公式サイト マラテ教会
予約 なし

マラテ教会について

マラテ教会は、300年以上の歴史を持つローマ・カトリック教会です。
1588年、聖母マリアの称号であるロス・レメディオスの聖母(Nuestra Señora de los Remedios​​)に捧げる​​教会として建設されました。
建物は、メキシコのバロック様式であるウルトラバロック(Ultra-Broque)と、タガログ族の一部が信仰していたイスラム建築が融合した、ムデハル様式(Mudéjar Style)が採用されています。
1645年、フィリピン北部のルソン島で起きたルソン地震の影響で倒壊し、1679年に再建されました。
1864年に3度目の再建が行われ、1898年に3階建てのファサードが修復されました。
1階のファサードには、ロマネスク様式の柱と聖アウグスチノ修道会のシンボルである炎の心臓が見られます。
2階のファサードには、世界でマラテ教会とダラガ教会(Daraga Church)でしか見ることができない、ねじれた柱が配置されています。
3階のファサードには、左右に鐘楼が設置されています。
東側の祭壇には、1624年にスペインから持ち込まれたロス・レメディオスの聖母像が設置されています。
聖堂内は、バロック様式のシャンデリアとステンドグラスから差し込む光によって明るさが保たれています。
2023年、フィリピン国立博物館によって重要文化財に指定されました。

マラテ教会の写真

フィリピンの建築一覧

フィリピンの素敵な歴史的建築と現代建築を紹介します。

フィリピン建築旅行記

世界建築巡りについて

世界建築巡りは、IA(情報アーキテクト)の山田育栄が訪れた世界の建築やプロジェクトなどの情報を紹介するサイトです。

建築学生や建築関係者はもちろん、国内外へ旅行する方などにも見ていただきたいと思っています。

一人でも多くの人に世界へ足を運んでほしい。

建築に触れると同時に、人との出会いや自己の発見といったかけがえのない機会に遭遇するでしょう。

インターネットの発達により世界中の情報を知ることはできますが、実体験に勝るものはありません。

このサイトが、訪れる国をより楽しむためのガイドブックになれば幸いです。

世界建築巡りの世界観に賛同いただけるスポンサー様も募集しています☆

詳細はこちら

山田育栄
上部へスクロール