バランシング・ツールズ（Balancing Tools）

バランシング・ツールズは、家具職人が使用する3つのツールを巨大化して再現した彫刻作品です。
バランシング・ツールズは、ヴィトラの創設者のウィリー・フェルバウム（Willi Fehlbaum​​）が、70歳の​​誕生日プレゼントとして子供たちから贈られたものです。
ヴィトラ・デザイン・ミュージアムとカンファレンス・パビリオンの間に​​設置されています。
彫刻作品は、ニューヨークにあるオルデンバーグのスタジオで制作し移設されました。
オルデンバーグのスタジオは、現在の名誉会長のロルフ・フェールバウム（Rolf Fehlbaum）がフランク・オーウェン・ゲーリー（Frank Owen Gehry​​）と初めて会った場所です。
オルデンバーグの作品の特徴は、日用品や食品などのオブジェを、巨大な彫刻やインスタレーションアートに変貌させることです。
大きさは、高さが8メートル、幅が9メートル、奥行きが6.1メートルあります。
青色のニッパーと赤色の持ち手のミノが、地面に突き刺さるように設置されています。
その上に、茶色の金槌がバランスを取るように置かれています。
日常生活で見慣れたオブジェが全く異なるものに見える、その驚きと不思議さを体感できる建築です。