オリンピアゼウス神殿(Temple of Olympian Zeus)

オリンピアゼウス神殿について
ギリシャ神話に登場するゼウスをはじめとしたオリュンポス十二神に捧げられた神殿。
世界で最も偉大な寺院を想定し古代ギリシャの僭主ペイシストラトスが建設を開始。
様々な問題に見舞われ未完成となっていたがローマ帝国第14代皇帝ハドリアヌスの力により132年に完成。
41×108メートルの敷地に直径2メートル×高さ17メートルの大理石の柱を104本設置。
古代ギリシャの建築様式の1つであるコリント式の柱はアカンサスという植物の葉を象った柱頭が特徴です。
267年にゲルマン人の放浪部族が侵略し略奪。
425年に東ローマ帝国第2代皇帝テオドシウス2世が古代ローマやギリシャの神々の崇拝を禁止し神殿を閉鎖。
5世紀から6世紀にかけてキリスト教の建築材料として切り出され現存する柱は15本のみとなりました。
そのうち1本は1852年に見舞われた嵐で崩壊し横倒しに置かれています。
大部分が破壊されてもなお古代ギリシャの歴史を知る存在としてギリシャの繁栄を見守り続ける建築です。
オリンピアゼウス神殿の写真














